カトルカールの配合はえらいぞ〜

 昨日は一日ケーキ屋さんごっこをやっていました。ぎっくり腰の後遺症で、じっと座ってパソコンに向かうのが苦痛だったからです。どういうわけか、立ち仕事をして手を動かしているのが腰にとってラクなのです。お陰でやらなきゃいけない原稿の仕事が全然できないのよー。やばいね。
 パソコンって、ぜったい腰にも悪いよ。もちろん、目にも悪いけれど。まったく、ろくな機械じゃないよなあ…・。まあ、便利だけど、ただ、それだけだよね。

 とか、なんとか文句を言いながら、アホみたいにケーキを10台くらい作った。田舎に送ろうと思って。であるからして、日持ちのよい壊れにくい配合にしたのです。カトルカール、卵、砂糖、粉、バターのよっつが全部同量の配合の意味。パウンドケーキは干したキーウィと柿をたくさんいれてみました。チョコケーキもカトルカールの配合だけど、これは別だて法で、手順は普通のスポンジケーキと全く同じ。カバーリングのガナッシュの配合はクーベルチュールの半分量が生クリーム。ほとんどハードチョコに近いです。普通は半々の量で作るのですが、ハードにして運送に耐えるようにしてみた。小麦粉の代わりにアーモンドプードルを使うと、濃厚な味わいになります。今回はアーモンドプードルと小麦粉を半々にブレンドした粉とココアパウダーとブラックココアを配合。クーベルチュールは私が一番好きなチョコのルイカラカス。フランス産のチョコで昔から(仕事でケーキを作っているときから)これ一本やりです。そのまま食べても、製菓に使っても最高に美味しいです。大人の味のチョコです。

 今回は輸送に耐えるように、かなりごついカンジに仕立てた。なんとなく可愛げないチョコケーキになっちまっただよ。まあ、田舎のジジババと甥っ子姪っ子たちだから、これでもいいべえ〜。

 カトルカールの配合なら作り置きがきくし、少し時間がたってからのほうが味わい深くなるので、バレンタインのチョコレートケーキにしてもいいですね。

 着物の伊達帯が手放せないまま、(もう痛くはないのだけれど)やばい腰で荷物の発送作業を本日決行。ぎっくり腰よ、しばしよい子でおとなしくしていておくれ。ああ、このブログを書いているだけでもすでに、かなり腰が切なくなってきてしまった。