雑穀・玄米を炊いたものに、黒ゴマも加えたもの50%を配合した雑穀のプチパンです。
直線1本クープのものと、はさみでチョッキンして口を開けた笑い顔のもの2種類のクープ入れ。
爆睡発酵過多を起こすことなく、昨夜、無事に焼成。ともかく、年をとると寝意地が汚くなってあきまへんわ。
ちょっとだけ横になろう(この段階では30分だけのつもり)のはずが、軽く4,5時間はイケちゃうね。
この「ちょっとだけ」が、パンづくりの大敵です。(私だけかも)。
リーンな塩パンなので、本来は、中種も塩だけのリーンなもののはずなのですが・・。
一身上の都合から、どーいうわけか、ちょいとリッチな配合の中種を使わざるをえませんでした。
で、これがあんばいいいのよ〜。セミハードのつもりが、やけにクラムがソフトなのよね…。(当たり前ですけど)。
前歯が差し歯、奥歯のブリッジがガタついてきた私に、ぴったりなパンになりました。
今週の教室パンは、「差し歯に優しいリーンなパンづくり」を目指します。
ソフトに仕上がる「特製中種」たっぷりとご用意いたしております。
雑穀玄米の冷ご飯120g、黒ゴマ30g、特製中種(何よ、これ?)150g、小麦粉300g、塩小さじ2、水200cc
*パン生地の方を先に10分ほど捏ねてから、後半にご飯を入れて捏ね、台離れ手離れしたら捏ね止めます。一次発酵30度で6時間、二次発酵35度で2時間。前半のパン生地は、少し硬めに感じますが、後半に入れる冷ごはんが生地を緩めるので、硬めの水分でスタートしてください。
必死こいてマジ捏ねをしなくても、特製中種のおかげと、冷ご飯のおかげで、中はふんわり、外パリッと仕上がります。冷蔵庫に残りごはんがあったらやってみて。(普通の白いごはんや麦ごはんでもいいよ。ただし、必ず冷ごはんね。アッチチチのはダメよ)。
ちなみに、今回の冷ごはんには黒米も入れていて、これは糯性の粘り強いものです。糯性の穀物は、パン生地に入れすぎると、くどくなるし、捏ねにくくなるので控え目にね。適量なら、もっちりして美味しいです。