(無題)

 昨日の教室は、気温が上昇するも、なんとかフランスパンがまともにできあがって、ホッ…でした。無事終了。

 お出しした料理の一品「バンバンジー」は、蒸しドリならず、炊飯ドリ。これ、ガス台がほかの料理鍋で占拠されている時の助っ人。

 ご飯炊きに、電気炊飯器を使わなくなって十年以上も経つんだけれどね。

 でも、炊飯器調理は今もっては顕在です。(この炊飯器は試食担当部長のもので、3合炊き)。

 炊飯器の内鍋に、チキン、塩、ショウガ、酒、湯を入れて一煮立ちさせ、浮き上がったアクを取り除いたら、ガス台から炊飯器へと移します。

 炊飯器の蓋を閉めてスイッチを「保温」にし、放ったからしておくこと1時間。「蒸しドリならぬ炊飯ドリ」は、とても柔らかくジューシーにできあがります。

 内鍋に残った煮汁は透明な極上のチキンブイヨン。これでスープを作ったり、チキンライスの炊き汁に使います。

 放ったらかし調理で、2品の料理材料をゲット。焦がす心配がないので、他の仕事も安心してできます。

 一度熱したものを「保温」モードに移してしておくと、内鍋の中の温度は70度以上80度以下。これは肉類を煮るのに最適な温度なのよね〜。ソーセージなんかも、このくらいの温度で熱を通すと、パサつかず、ジューシーな仕上がりになるのです。

 (ちなみに、食中毒を引き起こす細菌は、60度以上のこのくらいの温度で死滅します)。

 沸点まで行かない温度ですと、蒸し器で蒸しているのと同じくらいの加熱状態です。極上の透明スープストックを引きたいときにも、直火にかけずに蒸し器で蒸し煮します。さもなければ、ご覧のとおり炊飯器の保温モードでの出汁引き。

 本日はポークの肩ロースブロック肉のでかい塊を「保温中」です。蒸し器では2時間ほどかかる「柔らか蒸しポーク」を保温モードでホッタラカシ料理できないものかと思って試作中です。只今、保温で放ったらかして3時間経過。もう、そろそろいいかな。

 肉はスープに浸けたまま冷まします。ポークのスープストックで、中華風スープを作るつもりです。お肉の方は、辛子しょうゆでいただきましょう。

 火事や黒焦げの心配のない「保温モード放ったらかし料理」は、パソコンに向かう原稿仕事のときにも、心強い味方です。

 パソコン仕事をしながら、わたしゃ何度、ガス台の鍋を真っ黒焦げにしたことか…。