近作の新ショウガものを集合させて撮りました。あらまあ、意外にカラフルじゃん。
手前ふたつの皿は、新ショウガのしゃりん糖・右皿は黒砂糖で作ったものです。
瓶詰めものは、左から即席紅ショウガ、蜂蜜レモンのジンジャーシロップ、蜂蜜レモン漬け、シロップ搾り後のガリの4品です。
しゃりん糖の作り方、変えてみました。まず、砂糖は50%です。スライスショウガをゆでこぼし、水気を切った後、砂糖をスライスにまぶして、しばし放置しておいてください。
じきに、砂糖が水分になります。それを(水を加えずに)かき混ぜながら煮詰めてください。砂糖が白い粉になったら出来上がり。前回の作り方の半分の時間で済みました。
黒砂糖も、同様です。
即席の紅ショウガは、ショウガの繊維を切断するように薄くスライスし、軽く塩をまぶします(ショウガスライス100g:塩小さじ2分の1)。
しばし放置しておくと、ショウガがしんなりして、水が上がってきます。その水気をキッチンペーパーなどで抑えます。水気のなくなったスライスショウガに、同量の赤梅
酢をまぶしておくと、半日くらいで紅ショウガの出来上がり。
形のまま、ちゃんと作り置きしておいた紅ショウガが無くなった時の奥の手です。
ただし、これは赤梅酢が手元にないと作れませんね。赤梅酢とは、赤紫蘇が入った梅干しの汁です。つまり、紅ショウガと梅干しづくりは、ワンセットです。
昨日、丸井のやおやさんで、新ショウガを買おうとしていたときのことです。
ゆうに80歳を超えているとおぼしきオバアサンが寄ってきて「生姜の甘酢づけ、どうやって作ったらいいんですか?」と、尋ねられました。
親以上の高齢の方に、ショウガ加工法をレクチャー…。ガーン。あのお歳になられるまで、甘酢漬けの作り方、ご存じなかったんだ…。
「甘酢漬け、美味しいですよねー。大好きなんです。体にも良いんですってねえ。」と仰るわけよ。ガーン。ショウガ料理が作れなくても、あの年になるまでギンギンにお元気じゃん。
で、このオバアサン、私などよりも、ずっとオシャレな格好してるのよ。耳には燻し金細工の大きなイヤリング、頭には麻で編んだような可愛いキャップかぶって。うっすら紅色のルージュ引いて。
この人、もしかして、昨今流行りの「美容」のために、生まれて初めて自分でショウガを料理しようとしているのじゃないかな。老人ジンジャラーか?おそるべし。
もうじき、「生姜レシピ」のファイル、まとめますからね。みなさーん、90歳の老人になる前に、作ってみてくださいね〜〜。
(我々は、まだまだ、焦る必要はないんだ!生きてるうちは作れます)。