耳が美味しい・ブリック

 「半熟卵のフライ」と言ったところでしょうか。

 春は卵が美味しい季節。ワンパターンになりがちな卵料理の目先を少し、変えてみました。

 春巻きの皮を少し深さのある皿に広げ、真ん中に、サイコロに切った蒸しジャガイモや玉ねぎみじん切り、青菜、ツナなど好みのものをのせ、卵を1個割り入れます。

 二つに折り、三角にして、中温の油でキツネ色になるまで揚げるだけ。卵を割りいれたら、すぐに揚げないと、生卵の水分が皮をやぶいちゃうよ。あっという間に出来上がるスピードクッキングの一品です。

 かなり、ボリュームありますね。

 生野菜サラダなどをたくさん添えると、この一皿だけで、もうお腹がいっぱい。

 耳のカリカリした部分をサラダに混ぜ込んでいただくと、サラダがとても美味しくなります。つまり、目的は、この「耳」のカリカリ部分と生野菜サラダでして…。で、ついでに、中の具もいただくわけです。

 見た目は「変形揚げ春巻き手抜きバージョン」ですが、食べ始めると中からトロ〜リとにじみ出てくる卵が、お皿にに春っぽい色あいを添えます。

 お酒のおつまみのワンプレートディッシュにも向きます。(簡単にすぐ出来ちゃうから)。ビールに合いますよ〜。

 モロッコだったっけかな(?)。アラビッシュだったっけかな(?)の料理のはず。(少なくとも、私のオリジナルではないです)。春巻きの皮で代用しているけれど、「ワルカ」(だったっけ?)とかいう皮を使うのが本格派(のはず)。

 中の具も好き勝手でいいんじゃない。(イスラム圏なら豚肉はダメですけど。)香辛料に凝ると、かなり、っぽい味になる。コリアンダーとかね。

 あ、私は、青紫蘇にしました…。