調味料試作の舞台裏

 今、いろいろと試作中の青紫蘇のソース。

 青紫蘇って、みずみずしい新鮮なものと、置いて時間が経過したものとでは、全然、重量が変わっちゃうんですわ…。

 某スーパーの青紫蘇は、水に浸かっているのね。で、それは、1束10枚で、10g。某八百屋さんのものは、水に浸けずにそのまま。で、1束10枚で、5g。

 倍も重量がちゃうねんでえ〜。見た目は同じかさと枚数なんだけどね。レシピの数字、書けないじゃん。

 10束とか、20束とか買ってきて、台所に置いておきますでしょ。最初のうちは重さがあるんですが、2,3日経つと、同じ束数でも、どんどん重量が減っていくんですわー。何を基準にして数字を書けばいいのか?ったくもう、しくしく。。。。ぐすっ。

 ちなみに、青紫蘇は、暖かい季節の野菜なので、冷蔵庫保存を嫌います。冷蔵庫に入れると、黒くベタベタになって、すぐにいたみますよ。常温保存の方が、ずっと日持ちします。でも、常温保存では、ずんずんシナシナになってきますね。やはり、さほど日持ちせんわ。

 さて、私が陰で行っている保存法のご紹介です。

 写真左は、青紫蘇のオイル漬け。右は白醤油漬けです。どちらとも、冷蔵庫に入れても、いたまずに、長く保存がききます。

 オイル漬け・青紫蘇50枚(5束)くらいと、サラダオイル60ccをフードプロセッサーでガーするだけ。

 白醤油漬け・青紫蘇50枚くらいと、白醤油を150ccをフードプロセッサーでガーするだけ。

 あとは、ジャムなどの空きビンにつけて、冷蔵庫にぶちこんでおく。

 必要に応じて、「オイル漬け」には、酢や塩・スパイスやかんきつ汁などを混ぜ込んで、ドレッシングにしたり、マヨネーズソースにしたり。また、そのまま、パスタの香味として和えたり。

 「醤油漬け」の方は、そのまま「薬味」として、納豆の醤油に加えたり、とろろ芋に混ぜたり。冷たい麺にもいいですし。一夜漬けの浅漬けに混ぜ込んでも美味しいしね、餃子のタレに加えてイケるよ。

 つまり、裏舞台としては、このシンプルな保存物を土台の基本ベース素材にして、いろいろなソースやドレッシングを考え出している最中というわけよ。なぜならば、そのままでは、保存がきかないんですもの。

 シンプルなものほど、応用範囲が広がるのです。ですから、あえて、なにも加えずに、「紫蘇と油」だけ。「紫蘇と白醤油」だけ。他に加えたいものは、随時、好みのものを必要分だけ。

 フードプロセッサーさえあると、10秒で作れちゃう!調味料転化へのシンプル素材なので、旬になったら、せひ、やってみてくださいね。そのまま冷蔵庫の中に入れて、ダメにして捨て、無駄にするよりは、ずっと賢明な方法ですから。

 昨日は麻衣のお雛様晩ご飯で、一日キッチンママドンナやってましてん。本日午前は単行本(酵母の焼き菓子・おやつパン)の打ち合わせ。「今週のパン」のアップは、明日香明後日になっちゃいます。遅れて、ごめんなさい〜。パン・ペイザンを予定しています。