前まで品薄だったけれど、今年、北海道のライ麦の出来は良いらしいです。
今週のパンは、ライ麦パンを考えているんだけれど、これは、そば粉のパン。
パンドサラザンです。
郷里・北海道のそば粉と、静がブータンから持ち帰ったそば粉があるのよ。私、上手に、蕎麦打ちできないから、パンにしちゃった。
そば粉は、グルテンの組成を阻害するので、20%程度しか配合できませんが、一応、そば色になっています。(今日は、天気が悪く光量不足なので、うまく写真が撮れていません。色が出ていないね。)
80%はフランス粉です。ですから、お味は、ほとんどフランスパン。
そば粉のパンも、ライ麦のパンも、発酵が完了するまでは生地がべたついて、タチが悪いです。扱うときには、注意が必要。
発酵は早い。(そば粉よりも、ライ麦のほうが、もっと早い。)
ライ麦も、そばも、かつては、小麦が育たないほどの荒地で作られた救耕作物です。ですから、身の上は似ていなくもないのです。雑穀にも似て、気候風土の厳しいところでも育つ頼もしい穀物でした。
ということで、今週は、荒地にも育ち、人間の食を担ったライ麦と蕎麦をリスペクトするアイテムにいたしやんす。
(実は、リスペクトではなく、久々の国産ライ麦粉が嬉しいだけなんだけどさ。ついでに、そば粉も、たくさんあるからだけなんだけどね。)