25年ぶり?国立・あひるの家の狩野さん

 いや〜、懐かしかったね。私は以前、ポラン広場関係相手に事業をしていたのです。ポランは有機農産物運動の促進グループ。25年も前になるかな…。初めて国立・あひるの家の経営者・狩野さんと会って話をしたのは。彼が夢市場などに連れて行ってくれて、そのことがきっかけで私のポラン仕事が開始。国産小麦のお菓子を製造・卸しする仕事を細々と開業しました。狩野さんは言うなれば恩人なんだけどね。でも、そのポランを辞めて10年以上になるわけよ。ちょいと気まずくて、なかなか会えなかったけど、今回ホッチ鍋のホッチコージクン&幸子ちゃんが車で私をあひるの家まで連れて行ってくれた。ほぼ四半世紀ぶりの再対面でしたねえー。懐かしかった。
 狩野さんの奥さんのくみさんもいたし、息子もいた。(大人になっていた)。一言で言えば、あたりまえだけど、お互い、みんな年取ったなあ〜…・。
 あひるの家の二階も懐かしかった。昔、大森君があそこでレストランやっていたんだよなあ〜。大森君は何度かウチに遊びに来てはご飯食べたり酒飲んだりしていったよなあ〜。元気でいるのかなあ〜。東京での仕事を辞めて、田舎に帰ったらしいけど。
 25年ぶりのそぶりもお互いに見せずに、今のことばかりを話した。何一つ気に留めずにね。家に戻ったら、なんだかタイムスリップしたみたいで、頭の中がポヨヨーンとしてしまった。(1月2日の夜中に起きた歯痛のせいで痛み止めを飲んでいたせいもあるのでしょうけど)。25年かあ…・・と思うと、長いような短いような。辛かったような、楽しかったような。何も無い巨大な空洞だったような、否、凝縮された濃厚な時間だったような…・・。
 狩野さん、角が取れて、どこか丸みを帯びた話しぶりだった。昔のギラギラした険しい目ではなかったね。相変わらず、口は悪いけど、でも険しさや怖さはなくなっていた。感性は相変わらず鋭いね。(昔のポランの男たちはみんなそうだった)。コンセプトに対する美意識みたいな、鋭敏な感受性。そういう意味では中身は変わっていないのかもしれない。
 最近、とみに新しい人たちとの出会いと懐かしい人たちとの再会が多いのです。過去と今が、未来につながっていくようで、なんだか感慨深いのです。これもあたりまえの話だけれど、過去があるから今があり、今があるから未来もあるんだろうなあ。
 今を大切にしようと、しみじみ思う昨今です。