最高新記録を樹立した朝

 最近とみに朝の起きがけに、でっかいオナラが出るのです。しかも、たいがいは3連発です。

 かけふとんが、プハッと浮き上がるくらい力強く高らかな音色です。

 今朝は、ふだんよりも、ことさらにゴージャスでした。

 なんと、史上初の8連発でした。音程は低温から高温に向かって、微妙に上がっていきました。

 まるで、ド〜レ〜ミ〜ファ〜ソ〜ラ〜シ〜ド〜〜♪みたいだったんですよ!私は天才かもしれない。

 とても嬉しくなって、試食担当部長に教えてあげましたところ、心よりウンザリしておられました。

 目指せ、10連発!ガンバレ、ニッポン。

 誇らしく、はればれした気分で起き出した朝ですが、本日は、昨日の「撮影残骸」の後始末の一日です。

 プロセスカットで使った中途半端な制作途上の調味料たちを無駄にしないため、全部仕上げて完成させなければいけません。

 大鍋いっぱいのウスターソースが出来上がっちゃったり、玉ねぎ12個分の茶色炒めを続行したり、ウンザリするほどのジェノベーゼを呆然と見詰めたり。あまり日持ちのしないマヨネーズ類も、酢を増やして日持ち良くする処置をしておかなくちゃね。

 ソースを煮詰めたり、玉ねぎ炒めの鍋をかき混ぜたりしながら、掃除機を引きづり回し、洗濯物干して、ついでに、デニッシュペストリーの折り込み生地を作ったり。

 本日休業日と決めていた割には、千手観音のように忙しい。(休みの日は、仕事の日よりも忙しくなるんだわ。)

 昨日の撮影は、夜遅くまでの長丁場になったので、後始末はなーんもできなかったのよ。でも、仕事の後かたずけって、好きなんです。あー、無事に済んだなあ…と、ホッと安心しながら、マイペースの後始末。このホッと感が好き。満足感と申しますか。

 で、このせいで、8連発の輝かしい新記録が出たのかもしれません。これからも、新記録更新に向けて、日々精進していきたいです。目指せ、10連発!

 何事にも、向上心は大切です。

チョコレートのデコレーションはまだですが…

 肝心要のチョコレートのデコレーションは、まだなのですが…。

 デニッシュ生地の土台をこんなふうにハート形にしてみました。

 え、「源氏パイじゃん」ですって?はい、そーです。パイ菓子のパルミエの成形と同じです。簡単なのですが、でも…。

 ブロークンハートにならないように、わりと気を使います。

 このハート、オーブンの中でも焼成時に、好き勝手に乱れちゃったりするものですから。(焼成途中で、一度形を整え直します。)

 本日は、ムックの撮影オシゴト。

 チョコレートのデコレーションに必要な、クーベルチュールのテンパリングなどに関しては、後日に載せますね。

 本日は、ソース屋さんなので、チョコいじりができないのです。台所諸事情は、全てソース類に使われています。にんにく、たまねぎ、アンチョビ、オリーブ、さまざまなハーブやスパイス類、トマト、赤ワイン…。

 チョコレートは、においが移りやすいですし、過度の湿気や温度にも弱いのです。ですから、こちらも、かなり気を使う原材料です。製菓材料の中で、一番デリケートで我儘な材料です。

 でも、実は、大のチョコレート好きなのです。甘いものが嫌いと言いながらも、疲れたときは、チョコ食べちゃうんです。

 完成画像は、たぶん、金曜日になるかな?本日のドタバタが終わってからでないと、チョコレートいじりができないのですわ。すんません、もう少し待っててね。

ちょっと、ピンボケ

 アウト オブ フォーカスなのでございます。

 先週、せっかく、きれいに片付いた棚が、またまた理科実験室の埃っぽい棚のように、ゴチャゴチャになりました。(ピンボケのほうが、汚れが目立たなくていい)。

 明日の撮影準備は、ほぼ完了。手作り調味料20品作成。

 只今、今週の教室のサンプルパンを仕込み中です。明日の準備が忙しくて、まだ、写真はとれませんが、たぶん、明日か明後日にでも、サンプルパン載せます。(これは、ピンボケさせずに、真面目に撮ります)。

 チョコレートを使うデニッシュペストリー(折り込みの菓子パン生地)を予定しています。成形は、もちろん、ハート形ですよ〜ん。

 義理チョコバレンタイン企画ですもの。ダンナちゃまか、お子ちゃまにでも食べさせてあげてください。本命には、ゴディバの高級品でも調達なさってくだされ。

 わたしゃ、年々、バレンタインとは縁が薄くなってきたわ。

 どうやら、発酵食本・改訂版のゲラも上がったようだ。来週頭に、打ち合わせ。バレンタインどころではなく、ドタンバタンだな、こりゃ。

 明日は立春。春よ来い、早く来い。窓の外、梅が咲き始めました。朝ご飯の味噌汁の具は、タラの芽と薄揚げでした。ほろ苦さが、やけに美味しく感じました。

 もうすぐ春です。

好き勝手づくり調味料

  水曜日の撮影に向けて、今日と明日はソース屋さんになりきって、追い込み作業です。

 「自家製大辞典」というタイトルのムックで、なにやらさまざまな自家製手作りアイテムが勢ぞろいの模様。100品目を網羅!なのだそうです。(2月27日発売)木に世を書いて(一文字で)「えい」出版という名前の出版社。漢字の変換出てこないよ。

 私はその中の17アイテム、「手づくり調味料」カテゴリーの担当です。

 かなり押されたスケジュールですなあ…。呑気にパソコンに向かっている場合ではないかも。八巻き締めて台所に立たなくては。

 いつも「指突っ込んでなめてみて味を決める」私にとっては、レシピ書きは苦痛。ふだんは簡単に作れるものをわざわざ大さじだの計量カップだのを持ち出して作っています。すると、とたんに不味くなる。

 ホントは、「手作り」なんて、決まった数字のレシピないんだよね。その日の体調や気分や手元にある材料で、好き勝手づくりが、本当なんだけれど。

 しかし、オシゴトだと思って、クリアします。

 自分の調味料づくりの本は、絶対に実用書にしないで、ちゃんと「本」にしたいな。

 とりあえず、本日、明日と、マジに頑張りやんす。(あ、撮影当日のあさってが、一番大変か…・。)

晴れたね

 昨日も飲み過ぎてしまった。

 意識不明のまま起き出し、昏睡状態で朝ごはんを作り、重篤な状態のまま洗濯機を回しながら掃除機を引きづり回した。

 掃除機の中にたまったゴミとホコリを見て、やっと意識が回復した。き、汚い。そういえば、ここのところの忙しさにかまけて、掃除機すらかけていなかったんだ。

 教室の皆さん、ごめんなさい。昨日はゴミ溜めの中でのパン捏ねでした。

 ふざけて作ってブログにのせた「ゾウさんパン」を真に受けて、ゾウさんパンを作る意気込みでいらした皆様。で、みんなホントにゾウさん形のパンをマジに作っちゃいましたねー。わはははは!(私は、バトネ形を予定していたのですが…。)

 熟女の皆様が、まさか、ゾウさん形のパンを作りたがるなどとは、思いもよりませんでしたわ〜。

 まあ、どのような形でも、味は一緒です。オーバーナイトの冷却生地、本日は、どのように成形なさるのでしょうか…。カメさん、ウサギさん、ハトさん、クマさん、カニさん、タコさん?

 たぶん、ワルノリを本日も続行でしょうか?

 その際には、まずは、白い紙に単純化した図を描き、輪郭線を明確に決めます。そのあと、立体的な部分(たとえば、ゾウさんなら目と耳と牙)の付着を考えます。

 そうです。あれは絵心なのです。パン生地に向かう前に、白い紙に向かって絵を描いてください。ちなみに、アンパンマンが一番簡単です。

 描写が緻密な飾りパンは、40%バターの水分が非常に少ない生地で作ります。それを低温で乾燥焼きします。ほとんど、硬い粘土か、ビスケットみたいな生地です。

 わたくし、実は、この飾りパンの生地で遊ぶのも好きなのです。こちらのほうは、彫塑の感覚で作ります。(そういえば、私は昔、彫塑の単位を落っことして、夏休み返上で追試ならぬ追制作をさせられた苦い思い出がございます)。

 飾りパンは看板にしたり、リースにしたり、置物にしたりします。食べて食べられないことはないけれど、原則的には食べるためのパンではなく、飾り物にするためのパンです。

 子供心に戻り、たまにはパン生地で遊んでみましょう。(いつもだったりして)。