雪国か…

 12時30分現在。国分寺シティーは氷河期に入り、ゴーストタウンと化しています。大粒のふわふわ雪に変わりました。温度が上昇している証拠です。このような雪の後はたいがい雨になります。

 パンを4種類仕込んで、山ほどの味噌を手入れして、だから、ぜんぜん原稿の仕事なんかやっていません。雪なので、本日は休業だ。11月から1日たりとも休めていない。雪なので、今日は休みにします。お休みったら、お休みなのだ〜。

 せっかく雪が降っているんだから、ゆっくり休むのだー。

雪がじゃかすか降っています

 午前8時30分現在。

 ぶっちらかしている庭にも、1時間半前から降り出した雪が、遠慮なくじゃかすか降り積もりつつあります。

 津軽海峡〜冬景色〜♪(国分寺の丸山だけど)。

 ノコギリを持って庭に出て、伸びに伸びたローリエのでっかい一枝を切り取って、ざるにいっぱい葉っぱをゲット。なんで、わざわざ雪に日に、ローリエ刈りなどやるのかねえ。なんとなく、落ち着かない。

 こんな日の夜は熱燗がいいな。なんで、朝っぱらから、夜の酒のことを考えているのかねえ。街にも出てみないとね。山の坂道ですってんころりんしないように。帽子もかぶらなきゃ。

 なんだか、落ち着かないな。

雪が降ってきたよ

 午前7時現在、国分寺にもやっと雪が降って来ました!

 薄暗くて光量不足、写真を撮るどころではありません。立川ではもっと早くから降っていたようで、朝6時半に「雪だよ」コールがありました。もうじきこちらにも来るぞと思って暗い空を眺めていたら、はらりはらりと舞い散ってきました。おおっ、雪の降る速度がスピードアップしてきたぞ〜。このぶんでは今日一日、降り続き、そのうち地面が白くなることでしょう。

 雪が降らなきゃ春が来ないよ。春迎えの雪ですね。うれしいな。

 新刊本の原稿、総仕上げのときです。こんなに最後まで書き続けるケースは初めてです。というか、本作成のスピードが精力的に早いので、なんとなく立場が逆で、私の方が引っ張られて懸命について行ってる感じです。
 今回の本は良い仕事ができたと思っています。(まあ、まだ現在進行形だけどね)。これを何とか良い形で次の本づくりにつなげたいです。(正直言って、脱稿したあとは、即、次のことに頭の全てが向かっていってしまう。足元の仕事がまどろっこしくなり、生き急ぎそうになる。セーブしなきゃね。今を頑張らなくっちゃね。毎度の葛藤ですがね。)

 雪積もって、光が多くなったら、写真撮るんだー!寒い寒い寒いぞー。るんるん。

フキノトウのアク抜き

 小さな春。

 今朝、春を告げる鳥のメジロが数羽、メダカちゃんの水連鉢で水浴びをしていたよ。可愛い姿に見とれているうちに、逃げられた。デジカメを持ち出すタイミング無し。

 今シーズン初の蕗味噌づくりはフキノトウのアク抜きのしすぎで、ちょいと失敗。全然クセのないものにしちゃった。(食べやすいお人好しの味にしてしまった)。

 で、第二弾。

 今度こそ、春のほろ苦い香りを逃がさないぞ〜、と思って再挑戦。アク抜き水にフキノトウを浸けたまま神田へお出かけ。アイランズに寄って、元編集者のサイトーさんとおしゃべりして、三省堂行って新刊の打ち合わせをアスペクトの編集者とやって、お目当てのカビ・キノコの本をゲットして(やったね!)夕方、国分寺に帰宅。(この間、フキノトウのことを忘れていて、頭の中はカビ・キノコだらけ)。

 で、また、アクが抜けすぎていた。

 雪にうずもれている北海道のyuukoさんに、小さな春のビン詰めを送ろうと思っているのに、また、やっちまった…。

 がちょーん。

 この際、内地のフキノトウは苦くはないのだよ…とウソをつくことにする。

雪ふる気なくなっちゃったみたいだね

  夜中に目が覚めるたびに、外をのぞいていたのに、雪は降りませんでした。

 雪をかきわけて神田に向かわなければいけないと思っていたのに。

 本日はゲラ持ってお出かけです。ついでに、神田のでかい本屋(三省堂)で探したい新刊本もあるのです。

「ふしぎな生きものカビ・キノコ」(築地書館)。面白そうです。実はこれをゲットするのが最大の目的だったりして。(三千円くらいするんだよなあ…。)

 わたしゃあ、どういうわけか、カビとかコケとかキノコとかの地味な(?)植物が好きでして…。派手できれいな花には、あまり縁がないみたいなんですよ。
 カビとかキノコとかコケって、じーっと見つめていると他人のような気がしないんですよね。日陰の身というか…日の目を見ないというか。
 動物も、爬虫類とか両生類がすごく好きなんです。「趣味悪っ!」と言われちゃうんですけどね、でも、ほらね、よく見ると、すごく可愛いと思うんですけど…。

 ということで、ルンルン♪カビの本、ゲットしてきまーす!ついでに、本のお仕事の話もちょいと…。(もう、この段階で、あまたの中はカビとキノコだらけ。本来的な目的がかすんでしまっている弘子でございます)。

今夜から明日にかけて雪になるらしい

 なかなか雪ふらんな。

 でも、いよいよ今夜あたり、やってくるようだ…。明日は神田まで打ち合わせに出かける予定だけれど、東京のヤワな電車は、ちょっと雪降るだけでも遅れるもんね。早めに出かけなければ、遭難してしまうかもしれん。

 まあ、そんなことより、来週の撮影の準備に入らなければ。予定をお米料理よりも早めました。(雑誌の発売日を考慮すると、ゆーちょーなことは言っていられない)。

 手作り調味料特集。私のページは1ページか2ページなので、さほど大ごとではないけれど。だからこそ、限りある紙面に、いかに濃密な伝言を詰め込むかだな。(特集の15ページを全部ください!と言い出しそうになった。いかん、いかん。つつましやかにしておかんとな。)

 選りすぐりを考えると、やはり醤油や味噌、日本の調味料が一番大事。

 醤油や味噌を使ったシンプルな手作り調味料にします。誰でもすぐにできるものを。シンプルなものほど、多岐多様なアレンジ応用がききますものね。なるべく役立つ調味料を。

 調味料づくりの基本は、まずは、どの素材も全て同量で合わせてみることです。すると、何が多すぎて何が少なすぎるのか、一発で判断つくのです。スパイスなどの調合も同様です。

 で、意外なことに、この各「同量ずつ」というのが、一番味のバランスが良いことが多いのです。
 我が家で最高に重宝している「調味醤油」。これも、醤油、みりん、出し汁が全て同量です。これに酢や出し汁を加えて、さまざまな別の調味料にアレンジします。加えるものの量(の配合率)を変化させるだけで、めんつゆ、八方、合わせ酢、三杯酢、和風ドレッシングなどになります。
 この調味醤油が1本用意されているだけで、茶わん蒸しもだし巻き卵も麺類も炒め煮も、すぐに簡単に作れてしまう。

 さてさて、これから草案をまとめておかなければね。なにせ、今夜は雪だから。(あまり関係ないかもしれない)。

やっと見つけた小さなフキノトウ

 ここのところ、なかなか寒いのでございます。ひゃはははっは、白い息、フフフフフ、霜柱ー!とかさあー…。(ぴったりな写真だべ?)

 本日はお教室でした。

 お教室告知を本日しなかったので、「ついに、弘子さんは、ぶったおれたのか!?」と、心配してくださったみんな、ごめんね。大丈夫ですよ〜!元気です。すみませんでした。

 ごめんなさい。生きていますよー!ありがとう。すみませんです。めんご、めんご。

 初校戻しとかあって、そして、それ以外の撮影とかの準備があって、毎度おなじみの「本日は、お教室でございます」が、載せられなかっただけです。すみません。

 今日ね、やっと、フキノトウをゲット。ドタバタの合間に、春を待つ香りの蕗味噌も作れました。元気でーす!

明日はお教室でございます

 昨日一日ダラダラ休んだら、すっかり疲れが抜けて復活。(やはり、疲れがたまっていたようですな。疲れたなんて、私も人間だったのねえ。)

 明日はお教室でございます。

 昨今、入手困難なバターですが、1ポンド確保しておいたよ!バターあるうちに、クグロフやろうよ、バターたっぷりの極リッチ配合な生地で。

 ググロフはお菓子の仲間で、ヴィノワーズリーの一種です。ふんだんに投入する卵やバターのせいで、発酵はきわめて鈍重。二次発酵すら、数時間もかかってしまいます。

 また、独特の形態の型を使うせいで、クグロフ型を持っていない人は作りがたいものですね。(クグロフ型って、安くないんだよなあ。気軽に買える値段じゃないです)。
 ですから、教室でも行う機会があまりないのです。(まして、バターが入手困難ではなおのことですよね。)

 でも、火回りのよい型を使うのと、配合がリッチなのとで、たぶん、オーブンレンジ使用の人でも、うまく焼成できるのではないか…と読んでいるのです。

 そこで、考えたのは、…。

 今回の教室では成形生地を拙速に焼き急がずに、型入れのまま自宅に持ち帰えってもらい、差し替え生地を自宅オーブンレンジで焼き上げてみるという実験を行おうとおもっているのです。
 私のガスオーブンで焼けば、きれいに焼き色がつくのは当たり前なのですが、でも、はたしてオーブンレンジではいかに?と、思っています。

 教室で捏ねた自分の生地も自宅焼成の宿題なので、持ち帰った型を使用して焼き上げてみてください。ブリキ型などとは違い、型の塗装が特殊なので、たぶん、うまくきれいな焼き色が付けられるのでは…。と、まあ、これを実験してみたいのです。

 もし、クグロフ型の塗装ケースで、うまく焼き色がつくのであれば、オーブンレンジの人は、それと同じ塗装の型を使用すると、焼成が(焼き色が)うまくいくのではないかしら???まあ、成功も失敗も、実験してみなければ分かりませんでしょ。 

嘗め味噌づくりはロックだぜ!タンポポ味噌

 早春の野の草摘みが大好きな森本さんから仰せつかったレシピ課題であります。

「あのな〜、センセー、低カロリーのタンポポ料理、思いつかんかあー?いつも、ベーコンと炒めるだけじゃなあ、ますます太ってしまうけん。」

 あ、あのなあー、べ、ベーコン炒めじゃなあ…。

 彼女の方が、ホンマにベーコンになってしまうわあ。せめて500gだけでもいいから痩せたいと言っていたくせに、「150gすら、痩せないんよー」だと。当たり前じゃわいっ。

 和風じゃ、わ、和じゃ、和食にせんかいっ!

 ということで、第一弾。ゴマ和えと甘味噌に仕立ててみました。ゴマ和えの方は、まあ、月並みな味。ほろ苦さと、甘じょっぱい和え地が合うね。

 お勧めは「タンポポ味噌」!(笑うな)

 ふき味噌ってあるでしょ。ふきのとうの甘味噌。あのほろ苦さって、春にぴったりの味覚だよね。あれをタンポポでやってみた。

 おいしーのよー、これが。タンポポのほろ苦さと豆味噌のこってりしたコクが、メチャ合うんですねー。
 アク抜きしたタンポポを刻んでゴマ油少々で炒めて、醤油、出し汁、みりんを少し加えてタンポポに下味をつけておきます。同量くらいの味噌、半分量の砂糖、みりんを鍋に入れて加熱し、ツヤよく練りあげて、下ごしらえの済んだタンポポを加えて、一煮立ちさせて出来上がり。チョー簡単。

 ご飯にも合うけど、豆腐とかでもいいね。タンポポ味噌の焼きおにぎりなんかもいいねえ。酒にも合いそうだ。

 タンポポを酒のつまみに、一杯いかが、…なんて。

 でも、美味しいと、ご飯がバンバン進み、森本さん、もっと太ってしまうかなあ…。痩せたきゃ、食わないのが一番なんだけどねえ。私も飲まないのが一番なんだけどねえ。

 まあ、いいかっ。はちゃめちゃで。だいたいにしてさあ、タンポポをまじめに和風料理する私が、イカレてんだよな。イェーッーイっ。ロックだぜ。