明日は酵母パン教室です

  温かなお天気の祝日となりました。明日は酵母パン教室です。
 湯捏ね生地を行います。これは小麦粉を熱湯で捏ねて糊化した生地を配合するレシピで、パン生地は糊化生地のせいで、しっとりモチモチ食感になります。
 食パンのようなシンプルなもので作ると、違いが分かりやすいのですが、リッチ配合の菓子パンなどにも応用できます。生地の捏ね心地も違い(しまりやすい)ますし、糊化生地そのものを1日置いておくと糖化して甘くなるので、糊化生地そのものの扱い方で味わいも違うものになります。
 毎度行うレシピではありませんが、たとえばパン生地をぱさつかせやすい人など、糊化生地の応用で対処してもいいでしょう。
 湯捏ね生地は好き嫌いがあるでしょうが、しっとり派、モチモチ派が好みの方には好かれる生地です。

 カラスの餌運び。

 本日のカラスの餌運び、貢物はパンだった。フレンチトーストみたいなやつ。やめてくれー!今日は仕事休みのマークンも実物を目撃。そして、爆笑。
「やっぱり、カラスは弘子さんに気があるんだよ。オレの卵を産んでくれーとかいう思いを込めて、毎日弘子さんに餌運びをしているんだ」。やめてくれ。
 今日は餌のおすそわけをメダカの睡蓮鉢の脇に置いて行った。おかげで水は油だらけの虹色。大きなバケツで水の入れ替え。いい迷惑だ。
 どうやら、カラスはうちの庭を水飲み場兼ねた食堂にしているようだ。餌を運んで食べ散らかして、睡蓮鉢の水を飲み、飛び去る。ゴミ捨て場でガツガツ食わないところなどは、なかなか洗練された知的ライフスタイルだ。ゴミ捨て場で食事していると、意地悪なオバサンに追い払われたりする。安全なところで、ゆっくり安心しながら食事するほうが健康にもいいだろう。うちのカラスは、よそのカラスや猫よりも頭がいいのだ。

 しかし、それにつけても、やはりシュールな光景だ。

 昨日の強風で、一家離散、家庭崩壊した鯉のぼり一族。大きい真鯉のお父さんは腹開きの1枚布になり欠落。家父長不在の降板だ。赤い緋鯉のお母さんは、ちぎれて飛び去り、電線に絡みついていたが、何とか無事に家に連れ戻されたようだ。子供の鯉2匹と赤いお母さん鯉のぼりだけが、ポールにつながれた。お父さんはいない。母子家庭になってしまった。

ご近所の鯉のぼり受難

  風の強い日です。買い物帰りに見上げたご近所の鯉のぼりが大災難に見舞われていた。黒くて大きなお父さん鯉は縦に裂け、鯉の開きになり、その上、尻尾の先が下にひっかかっている。鯉のぼりの開きはまるでヨットの帆状態。強風を受けて、ポールが折れそうなほど風に揺れ、暴れ狂っている。
 赤いお母さん鯉のぼりが消えている。と、・・はっ!と気付けば、赤い鯉のぼりは、力尽き果て、ちぎれ飛んだようだ。お母さん鯉は、お向かいさんちの電線にとぐろをまくように絡まって、しっぽと頭だけをベラベラバタバタ風にはためかせていた。

 やばいなあ。ポールが折れでもしたら危険だ。電線のお母さん鯉も、放っておいたら危険だ。ご近所さんのドアチャイムを押してみた。(面識のない方だけれど)。
 留守だ。誰も出てこない。実にやばい。休日なのでお出かけの様子。困ったな。どうしよう。

 が、しかし。なすすべなく立ち去った。見て見ぬふりをするしかなくなった。

 昨日は庭のアースオーブンの上に、カラスが焼き鮭を一切れ置いて行った。もう、それだけでも、まーくんと二人で爆笑だったのに。さらに…。
 本日は銀ダラの味噌漬け焼きを(ご飯付きのサービス品だ!)、また置いて行っちゃった。いったい、なにのつもりなんだろうか。カラスの恩返し?(恩を返されるようなことは何もしていない)。それとも、ただ、馬鹿にしているだけなのだろうか?
 まさか、私を養ってくれようとしているんじゃなかろうね?

 いくらビンボだからって、カラスに養ってもらうわけにはいかないのになあ。しかし、そのまま一品皿に盛れそうなほどの切り身魚が、アースオーブンの上にちょこんと置いてあるのって、なかなかかなりシュールな風景なんですけど…・。
 カラスさん。お気もちはありがたいけれど、掃除が面倒なので、私への餌運びはやめておくれよ。こちらの気も知らず、私のメダカちゃんたちの泳ぐ睡蓮鉢の水をゆうゆうと飲み、水浴びしていくカラスめが。

もう5月

  もう5月。早いなあ。焦るなあ。

 5月の教室案内を今日になってやっとあちこちへメール送付した。ここのところ、パソコンから離れていたくてしょうがない。2ヶ月間も朝から夜中まで休みなく電磁波を浴びまくっていた反動に違いない。

 晴れて暖かくなった日曜日。お弁当を持ってマークンと国分寺跡の原っぱまで行き、木陰でお昼ごはん。そのあと黒鐘公園を突っ切って、裏山の武蔵野の林の中を歩きまわった。木立を抜けると隣街の府中市。黒鐘公園のすぐ向こうは隣駅の西国分寺。ずいぶんと歩き回って帰宅すると、すでに夕方だった。時間というものはゴムのように伸び縮みするらしい。林の呼気のせいか、まるで温泉上がりのようにポーっと呆けて弛緩した気分。ゴム、伸びきっていた。長い長いランチタイムだった。国分寺跡の農家から、地場の野菜を買って帰ったが、その日は料理しなかった。

 翌日の月曜日。朝からめちゃくちゃ料理ばかりしていたい気分。ありとあらゆる野菜を使い、朝から晩まで水屋仕事みたいに作り置きの常備菜を何品も作った。なんだか気分がすっきりした。月曜日も仕事らしい仕事は一切なし。しかし、立ちっぱなし動きっぱなしなので、心地よく疲れた。マークン、最近仕事疲れのせいか、甘いものを食べたがる。よもぎ団子用に作った餡が残っていたので、粟国の黒糖でシフォンケーキのような黒糖蒸し饅頭を餡入りで作った。昔取った杵柄で、手作りというよりはおしゃれなカジュアル和菓子ケーキみたいになった。まるで商品だ。マークンいわく。「これ原価いくら?売れるよね、これなら」。当たり前です。以前は店でバンバン売っていたのだから。「僕、弘子さんの和菓子の隠れファンなんです」。
 別に隠れなくてもいいじゃん。

 火曜日。そろそろまじめにパソコンに向かって仕事らしきものを開始しなければと思ったとたん、メールがセキュリティー防御で固まってしまっていた。何をやっても動かない。げろげろ。やばい。また、やられた。開こうとした添付ファイルをビスタが警戒したみたいだ。警告を無視した私が悪かった。(腺病質な弱虫ビスタめ)。
 アンインストーラーを稼働させて、vistaの強力なセキュリティーを一時的にアンインストールで解除。呪いの呪縛を解き、メール画面を無理やり強引に動かす。そして、またマカフィーを再インストール。いったい、いつまで私はこんな無意味なことを繰り返し、時間を浪費すれば気が済むのか?ゴム、パチンと縮んだ。痛かった。

 もっと原始的な仕事がしたい。山野を駆けまわるような。風の中を歩くような。火にあぶられて薪の煙にむせかえるような。おひさまに抱かれて焼かれるような。深い雪に温かく埋もれて眠るるような。星空に吸い寄せられて昇るるような。
 そんな仕事の状況を自分で作りださなきゃなあ…。