<和っ!>けーく・お・され

 焼き上げたばかりのアチチチをカットしたので、フワフワすぎでーす。(みなさんは、粗熱を取ってから切ってください)。

 「和・けーく・お・され」です。

 サレ(塩)ではなく、今回の塩味は豆ミソですが。「ケーク・オ・ミソ」か。

 ごぼう、ニンジン、インゲン(が、切れていた!ので、ひからびさせたズッキーニ)、レンコン(も、入れるつもりだったけど、高すぎて断念)、干しシイタケ、高野豆腐、チーズ、青紫蘇、ミョウガ、長ねぎが具です。

 そして、塩小さじ1の代わりに、豆味噌を25g。

 気温がさほど高くなかったので、冷蔵生地を朝(7時)から昼前(10時半)くらいまで室温に出して、生地の冷えと締まりを緩めていました。

 そのあとで。

 油炒めした具を混ぜ込み、ケースに詰め込んで室温放置3時間。室温26度。この程度の温度なら3時間くらい放っておいても平気と思って、買い物に出かけたら…。

 型100%ほどまで膨れ上がっていて、ギャッ!でした。味噌使うと、発酵が早いんです。室温低くても、油断してはあきまへんなあ。小指の先ほどの反省。

 ということで、若干、二次発酵がオーバー気味です。食パンおじさんみたいな形になっちゃた〜。(二次をオーバー気味にすると、上面にキレイなひび割れが入らずに、食パンおじさんになります)。

 一応、材料の数字を記しておきます。

中種75g、フランス粉150g、無塩バター100g、砂糖大さじ1、粉乳大さじ2、豆味噌25g、卵2個と水を合わせて150cc、好みの野菜120g

 豆味噌とバターとチーズが、えもいわれぬ風味のハーモニーを醸し出しています。味噌と乳製品の組み合わせ、だーいすき♪

 味噌とマヨネーズの組み合わせも好き。豚の生姜焼きならぬ、「味噌マヨ焼き」美味しいよね〜。焼き鳥も、「塩・たれ、どちらでっ?」じゃなくて、味噌マヨで焼き上げると、ウマいよっ!

 焼き鳥屋さーん、塩・たれ以外に、味噌マヨもやってくださいよ〜。醤油バター味なんていうのもいいな〜。夏になると、炭火焼きの匂いと煙が恋しいなー。

 ケーク・オ・サレではなく、やっぱ、焼鳥だ!日本の夏は、炭火焼きだ。

 うわさには聞いていたけど、このケーキ、やはりすごい人気なんですね。たくさんのご要望をいただきました。

 やはり「ベーキングパウダーで作ったら不味かったので、ぜひ酵母種で試してみたい」という方が多かった(知らんかった)。

 具をいろいろアレンジしたり、生地の配合を変えたりすると、たくさんの種類のケークサレができますよ。

 ソラマメ、エンドウ豆、枝豆なんていうマメマメシリーズでもいいですし。ぐっと渋く乾物シリーズもいい。ジャガイモやサツマイモなど、イモイモシリーズでもいいもんね。

 でも、水分の多いものは、水分が生地をダメにしないように気をつけてね。たとえば、生トマトを使いたいのでしたら、それを水分として換算します。そうです。トマトで生地を捏ねちゃうわけです。形がのこっていなければいやと言うのでしたら、ドライトマトを使ってください。

 技術的に難しいパンではありませんが、小麦粉生地、つまりパン種+パン生地の性質を知りぬかなければ、自由自在のアレンジはできませんね。

 そういう意味で、パン教室で、たまに、このようなアイテムを行うのは、酵母パン生地の質を知る意味でも、自然発酵種使用の幅の広さを知る意味でも、有意義なことです。

オサレな酵母パン、ケーク・オ・サレ

 オサレな酵母パン、ケークサレのレシピ書きあげてdocファイルにしたので、レシピ送付ご希望の方は、上記yahooメールにご要望くださいませ〜。

 これ、ホントに簡単に美味しくできちゃうんだからー♪

(ケータイや、LAN接続の方はファイル開けないみたいです。めんご!不可です。ご勘弁をば。私のdragon−pitの方のウィンドウズメールは、返信機能が死んでしまっているので、こちらも返信不可です。)

 レシピ中の「中種」とは、フランスパン生地状態のパン種です。自然発酵種をお持ちではない方は、普段使い慣れている酵母種(イーストでも可)でフランスパン生地を作り、一次発酵を完了させた生地を3,4日間ほど冷蔵庫でねかせ、その生地を「中種」に見立てて使ってください。

 発酵種を使わずに、ベーキングパウダー速攻戦で作った人がいて、「不味かった!」のだそうです。

 発酵させるのメンドクセーだったら、ベーキングパウダー使ったら〜?と、公言してしまったことを撤回します。やはり、不味そうです。ともかく、どんなお菓子も、あれを使うと別物みたいに不味くなるので、私は殆ど使わないんですけどね…。でも、人様が使う分には、文句言う筋合いはないんですけど。

 明日は大好きな「和」のケークサレをアップします。ゴボウとか、人参とか、干しシイタケとか、高野豆腐とかが、大好物なものでして…。ジ〜ミ〜。

 あ、地味は滋味だね。今、気がついたわ。

 和・ケークサレは、塩の代わりに豆味噌使っちゃうのよ。バターと豆味噌って、とても風味が合うんです!(レシピは、和ではなくて洋風の方です)。

 ということで、今から仕込みます。明日をお楽しみに〜〜♪

今週のパン、酵母パン・オ・サレ

 野菜やオリーブ、チーズなどが入った塩味のパウンドケーキです。

 生地に加える野菜は、ごぼう、人参、レンコン、ひじきなど和野菜でアレンジしても美味しいです。火通りの遅い和野菜を使う場合は、炒めたり、塩ゆでするなどの下ごしらえをします。

 とても簡単に作れ、栄養価も高いので、夏の暑い盛りのパンにピッタリです。(わたしゃ、冷奴の方がいいけれど…)。ぜひ、作ってみなはれ!!

 少し長くなりますが、レシピ全文を記載します。

* 材料(20cmパウンド形1本分)

中種75g、フランス粉150g、塩小さじ1弱、砂糖小さじ1、無塩バター50〜100g(好みで加減)、たまご2個と水を合わせて150cc、

具150〜200g(すべてみじん切りで;パプリカ赤・黄20gずつ、ズッキーニ20g、玉ねぎ20g、フレッシュハーブ・ローズマリー、バジリコなど少々、オリーブ黒・緑4個ずつ、チーズ30g、生ハム30g、黒コショウ少々、エルブドプロバンス少々)

* 作り方

1・フードプロセッサーにちぎった中種と小麦粉と塩、砂糖を入れ、10秒粉砕し、サイコロに切ったバターを加えて10秒粉砕し、たまごと水を加えて15秒粉砕します。

2・1の生地をボウルに入れ、30度で4〜5時間、一次発酵させます。

3・一次発酵が完了した生地を冷蔵庫で半日〜1日ほど(最長3日目までOK)寝かせ、熟成させます。
 ここが大事なポイントです。保冷して寝かせるのを絶対に忘れないでください。寝かせたものと寝かせなかったものとでは、焼き上がりの見た目は同じでも、味も香りも口当たりも全然違うものになります。ここが、我らが酵母種の威力の見せ場でして、ベーキングパウダーなどの即席作りと、全く違うウマさが生まれるのです。

4・具の材料を生地全体に均一に混ぜ込みます。ゴムべらなどで、グネグネと、よーく混ぜ込んでくださいね。

5・内側に油を塗った型に、生地を詰めます。型7分目までが、生地量の目安です。

6・30度くらいの温かい場所(今なら常温でOK)に1時間〜2時間ほど置き、型9分目まで膨れるのを待ちます。

7・180度のオーブンで30分ほど焼成します。冷めたものをいただくときは、カットしたものを2,3分焼き直して温め返すと、さらに美味しくいただけます。

 はい、つーことで。このレシピどおりに作ると、美味しくてオサレなケークサレが作れますぜ〜。(教室用レシピを載せる大サービスだっ!読み逃げ禁止。お作りあそばせ!)。

 やはり、バターは多めの方が味がいいですね。オリーブオイル適量(香りだし程度)を加えてもいいんですよ。(加え過ぎないでね)。バターを控えめにして、いただくときにオリーブオイルを塗るっていうのもありですよ。まあ、お好きにどーぞ。(私はバター多めが好きです)。

 具の量は欲張らないでください。野菜が多過ぎると、水分のせいで生地を台無しにしちゃうし、チーズ、ハム、オリーブが多過ぎると、かなりしょっぱくなってしまいます。生地量の半分以下の重量を目安にしてくださいね。

 普通はお酒の席のオードブルなどに使う「惣菜」ですが、子供のおやつや、休日のブランチにもピッタリですよ〜。ぜひ、お試しください!