ラディッシュとショウガの同居漬お物

 国分寺農家の野菜は、今が盛りとばかりに、美味しいショウガが出回っています。とってもべっぴんさんの可愛いショウガです。

 最近、出始めたラディッシュと同居させて、ジップロックのポリ袋で、甘酢漬けにしています。

 1,2k程度の少量の漬物は、ポリ袋で十分。保存もラクです。

 国分寺野菜のラディッシュは、スーパーのものとは違い、コロコロ太っていて、パッツンパッツンに身が詰まっています。まるで、赤カブのように美味しい。(その上、新鮮で安いですし)。葉までもが新鮮で、しっつかりしているので、青菜付きの小型赤カブみたいな感じ。食べ応えがあります。料理のし甲斐もあるし。

 新鮮野菜が豊富な国分寺、豊かな緑地に感謝です。

 大根やカブの糠漬けの傍らに、ラディッシュとショウガの甘酢漬けを少し飾ると、白一色で寂しげだった漬物鉢が、にわかに華やぐんです。

 これからのお漬け物の必需品ですね。秋から冬にかけては、色味に乏しくなるので。

 ショウガの漬物のほうは、魚の煮物や肉料理の下ごしらえに転用するほか、薄切りにして、千切り大根とかいわれ菜と混ぜ合わせ、サラダにもしています。

 同居させて漬けておくと、ラディッシュにはショウガの香りが移り、風味豊かな漬物になりますし、ショウガにはラディッシュの可愛い紅色が移り、一石二鳥です。

(写真は、漬け込んだばかりのもので、まだ、色移りはしていません)。

お誕生祝いの晩ご飯準備

 マー君が、35歳になるそうだ。てやんで〜、私なんか、もう、50だぞ、どーだ、すごいだろー。

 35までは、一応、誕生日は、めでたい。50の誕生日なんざ、地獄だけれどね。

 ということで、一応、麻衣ちゃんも呼び寄せて、祝い膳の晩御飯です。

 朝から、お煮しめ作ったり、赤飯を蒸したり、煮豚を煮過ぎて煮崩してしまったり、身の程知らずにも「でっかいエビ」で海老フライの準備をしたり。(でっかいエビは、おせち料理のときにしか買わないんだけどね。)

 典型的な、絵にかいたような、お誕生日メニューにしてみました。

 なんとなく、レトロムードにしたかったのよ。

 バースデーケーキは、国分寺産のブルーベリーをたっぷりと使ったゼリーをトッピング。(旬の安い時にゲットして、冷凍保存しておいた)。生クリームをケチったら、仕上がりが悪くて、見てくれが悪くなりました。

 一身上の都合で、やむをえず…・。

 朝から、パタパタと大忙しなのに、マースケ坊主は邪魔してばかりだ。一番、手間がかかる場面で、ちょっかいを出してきて、邪魔する。どこが、めでたいんだ。

 蹴飛ばしても、どづいても、邪魔したくて、しょうがないようだ。実にイイヤツだ。

 ここのところ、パタパタ走り回る忙しさが続いているのです。邪魔するな。

 ったく…。もう。

 ケーキに鼻くそ入れてやる!!

 

青唐辛子でもコチュジャンづくり

 1週間ほど前に、もち米の麹で仕込んだコチュジャンが、美味しく甘く醸されてきました。砂糖や水飴が入っていないので、自然な甘さです。市販品よりも、優しい味がしますよ。

 さっそく、みんなにお裾分け作業。昨日の教室でも、分配できました。(教室では、「コチュジャンのモツ煮込み」まで出しちゃった。居酒屋か、うちは?)

 さて、右に見えますのは赤唐辛子のコチュジャンなのですが。

 左手のものは、国分寺産の青唐辛子を使って作った「青唐辛子コチュジャン」です。

 青唐辛子の清涼感のある辛さが大好きなんです。赤トウガラシの味とは、別物ですよね。で、これも、メチャウマいのです。見た目はフツーの味噌みたいなんですけどね。

 辛いよ〜うまいよ〜〜。

 作り方は赤唐辛子のコチュジャンと、ほとんど同じでいいです。もち米麹がなければ、普通の米麹を使ってもいいです。

 すでに出来上がっている豆味噌に、たっぷりと麹を混ぜ込むので、出来上がりも早いです。麹の甘みが出て、辛味が円やかな旨味に変われば出来上がり。青唐辛子は、フードプロセッサーで、みじん切り状態に粉砕してから使います。(青唐辛子の口当たりを良くするため)。

 揚げたナスや豆腐に、ほんの少しトッピングして生食してもいいですし、他の甘味噌や嘗め味噌に混ぜてもいい。肉や魚を漬け込んで、ピリ辛の味噌焼きにしてもいい。温かいご飯に、ちょいとのっけても悪くないですね。赤唐辛子のコチュジャンよりも、ずっと和風向きに、幅広く使えます。

 青唐辛子のコチュジャンなんて、市販されていないからね。こりゃ、自分で作るしかないですわ。「青唐辛子コチュジャン」断然、お勧めです。

 あまりにもウマいので、もう一回、もち米麹を作って、もっとたくさん仕込もうと思っています。(今回は、試作だったので、少量しか仕込まなかったのよ)。

 みんな、待ててね。今度は、青唐辛子コチュジャンも分けてあげられると思う。

お教室でございます

 雨降りになりました。お気をつけていらしてください。

 教室準備が忙しい日だというのに、寝坊してしまった!!

 目が覚めると8時過ぎ。ガッチョーン!

 ブログを更新している時間など、ござんんせんわ。

 ヤベーヤベー、アセッ、アセッ…。。。。。

発酵生地のパウンドケーキ

 右手に見えますのは、普通の(無発酵生地)パウンドケーキでございまーす。

 左手に見えますのは、パン種(中種)を入れて一晩(常温放置)発酵させた酵母菓子のパウンドケーキでございまーす。

 (発酵生地のパウンドケーキのほうは、今、焼き上がったばかりを切ったので、切り口がボロボロになっています。冷えると、無発酵生地同様にきれいにカットできますので、ハンディを考慮して見てください。)

 ついでに、奥手に見えますのは、明日の教室の山形食パンでございまーす。(ついで…つーのも、なんだわな。えろ、すんまへんどす)。

 パン種など入れずに、普通に作っても、ちゃんと美味しく仕上がるカトルカール配合のバターケーキに、なんで、わざわざパン種入れて、発酵生地にするのよっ!?と、おっしゃりたいことでしょう。

 これは、「ダイエットケーキ」なんどすえ。

 パン種(小麦粉生地)が50%加わることで、油脂(バター)、砂糖、たまごなどの高カロリー材料含有率が必然的に下がり、かなり大幅なカロリーダウンになるわけです。

 リッチ材料の低減は、パン種による発酵風味の旨味で十二分にカバーできます。これは、パウンドケーキだけの話ではなく、他の酵母菓子にも、同様のことが言えます。

 若い娘っ子どもは(私より年下だったら、どいつもこいつも娘っ子)、ダイエットだの、シェープアップだの、アンチメタボ、などという割には、甘いお菓子が大好きだ。

 故に!食うなとは言わん。カロリー下げりゃいいのよ。美味しさは、そのままに。

 しかるに!うちのパン種を暗躍させるわけである。自然の発酵活動というものは、糖も旨味も生み出す。即物的に加える砂糖とは、別モノの天然糖分と旨味だ。

 パン種を使う酵母菓子の利点は、このようなカロリーダウン効果にもある。(ちなみに、わたしゃ、いくら食べても太らない体質なので、ダイエットなんかには、全く興味がないんじゃがね。)

 また、小麦粉というものは、ある程度きちんと捏ねて、時間をかけて熟成させることで、小麦粉本来の旨味が出てくる。(たとえば、うどんや餃子の皮だって、捏ねてすぐ料理するよりは、寝かせて熟成させてから料理する方が、ずっと美味しくなるでしょ。それと同じ原理です。)

 はい、ということで、明日の教室も「パンとは関係ないもの」の目白押し。麹でしょ、味噌でしょ、コチュジャンでしょ、発酵生地のパウンドケーキでしょ。

 ついでに、山形食パンでしょ。…。

 発酵生地のパウンドケーキのご試食と味比べをお楽しみに。(お手ごろ価格のボルドー見つけた。試飲のために1本買ってきた。もし、うまかったら、土曜日の午前に買いに走るからね。ブフ・ブリギニオンでも作っておこうかね。パンにも合うし。)

自分のボケが、しみじみ、やーんなっちゃった日

 みなさん、毎日のメシづくりのダシは、何を使っていらっしゃいますか?

 わたしゃ、昆布、干しシイタケを一晩水に浸した水で、本枯れ鰹節を引く和風だしを毎日、必ず、1リットル引いて、それを普段の味噌汁だの煮物だのの出し汁に使っています。

 しかし、本枯れ節に関しては、毎度、削るのが、メンドクセーので、削ってあるものを行きつけの店で、ずぼらこいて買っておりやんした。血あい入りが好きですね。コクがあって。

 (昆布は、北海道の母が、毎度、たくさん送ってくれます。椎茸は、自分で乾して、干し椎茸にします。つまり、本枯れ節の鰹節の入手だけが、問題だっただけです)。

 最近、行きつけの店で、本枯れ節が置かれなくなりました。代わりに、普通の鰹節。

 本枯れ節に比べ、鰹節には、底味の深さがないですね。上味だけですね、あれって。

 悲しい。毎日の普段メシに、いつものウマさがないんです。やはり、本枯れ節じゃなきゃいけない。

 悲しい私は、娘が買ってくれた本枯れ節のカビをこそげ落とし、鰹節にふりかけてしまったんです。普通の鰹節を本枯れで、カビ付けできないかと思って。

 そんな単純なことでは、種付けできるわけないんですよ。わかっちゃいるけど、やっちまう。ダメモト精神です。

 御馳走とかさ、立派な料理とかじゃなくてさ、普段の、いつもの毎日のメシにだけは、本物の美味しさを底力にして、ホントに美味しくしてあげたいものですよね。さりげなく、本当のうまさにしてあげたい。

 日本料亭だのレストランだのの、上乗せモノの高級料理なんかとは違う。毎日の、ダサい日常茶飯事が、大事なんだよね。

 なんでもない毎日の、御馳走でもない、人にも見せられないような、日常の「食べ事」で、人の心身は、育って、豊かになっていく。…と、思っているんです。

 本物のダシとか、調味料とか、すごく、大事だと思うんだよね。

 なくなっていくのは、残念なんだわさ…。んじゃ、自分で、作れねーかなって、思ってさあ…。

 南国の漁師さん、鰹節作りの職人さん、本当にありがとうございます!入手できなくなってみて、はじめて、しみじみと、その貴重なお仕事の深みと、ありがたみを感じます。

 わたしゃ、うまく、鰹節や本枯れ節は、作れません。

(無題)

 右手に見えますのは、カステラボーロでございま〜す。

 左手に見えますのは、仙台の味噌パンでございま〜す。

 どちらも市販品でございま〜す。

 私の試作品とは、やはり違うのでございま〜す。

 どちらとも、水飴と膨張剤は入っていますが、仙台の味噌パンの方には原材料に卵の表記はありませんでした。

 この際、卵を入れず、水飴を加えて試作してみるべえか…。

 本日は、北海道方面へ送る「幻の銘菓・麻衣くっきいのパウンドケーキ」(?)を山ほど焼く日です。教室のサンプルパンも焼きあげなければいけない。麹の原稿も完成させなければいけない。

 忙しい…と、じとーっと、やーらしく焦ってはいるのだけれど。

 でも、味噌パンの試作をしたくて、しょーがない。

 思い通りにうまく作れないものに、しゃにむに挑むのが、一番、面白い。特に、膨張剤をうちのパン種に代えて作るのが、難しくて面白い。

 味噌パンも「酵母焼き菓子・駄菓子屋横丁」の仲間に入れるんだ!

味噌パン試作第一号・見事に失敗

 九州銘菓に「丸ボーロ」ってありますでしょ。(煙草のマルボーロじゃないよ。あの煙草は強くて嫌いだ。)

 で、そのマイルドセブンじゃなかった、丸ボーロが、ぐぐーっと北上すると、味噌味のカステラみたいな「味噌パン」という駄菓子に変化するんです。

 味は、まさしく、丸ボーロを甘味噌味にしたような感じで、食感は乾燥したカステラみたいに、少しパサついています。

 丸ボーロは、お仏壇にお供えできるような立派なお菓子ですが、うちの田舎の味噌パンは、子供のおやつ。お仏壇にお供えできるような、かしこまったものではありませんでした。(田舎の味噌パン、今でもあるのかな?)

 ちなみに、群馬名物の味噌パンとも全く別物。

 教室のI子ちゃんが、「味噌パンを酵母焼き菓子として作れませんか?」ということでした。
 何やら、仙台ご出身のお母様の大好物らしい。I子ちゃん自身も好きみたい。

 いやはや、懐かしかしいですね、あの素朴な味が。膨張剤(重曹)使わずに、パン種で風味をつけて膨らませ、あの味を再現してみたくなったわけです。

 「酵母焼き菓子・駄菓子屋横丁」の当教室(?)としては、銘菓丸ボーロではなく、北国の味噌パンを何とか完成させたい。I子ちゃんのお母様にも、美味しいと言っていただけるような、ウマ〜い味噌パンを…。

 仙台味噌と言えば、赤味噌の辛口。よっしゃ、豆味噌でイケるぜ!出来上がったばかりのウチの豆味噌で、さっそく試作してみました。

 小麦粉(できれば上州地粉をつかいたかったけれど、なかったので、普通の薄力粉)卵、砂糖、蜂蜜、豆味噌が、原料でした。(たぶん、油脂や乳製品は使わないはず)。

 お味は最高!なのですが、やはり、食感が違う。もっと、パサッとしていなきゃいけない。これ、マフィンみたいに、しっとりしているのよ。田舎の懐かしい味噌パンというよりは、味噌味のスコーンか味噌味マフィンじゃ〜。

 もっと殺伐とした乾いた味にしなくてはいけない。

 昔懐かし味噌パンへの試行錯誤は続く。

ミョウガの帰り花

 10月だというのに、季節はずれのミョウガが2個実り、花を咲かせていました。

 うちのプラスティック畑(コンテナって言うの?)のミョウガは、7月〜8月半ばまでしか採れないのが恒例なんですが。

 帰り花?忘れ花とも、言うようですね。

(芥川龍之介でしたっけ?季節はずれに帰り花の咲く年は、大きな地震が来るとか言ったのは?忘れちゃったけど、誰だったか、有名な文豪が、そう書いていたような気がする。)

 国分寺農家の畑でも、まだ、晩生のミョウガが採れているから、季節はずれというわけではなく、たぶん「国分寺化」しただけでしょう。(でも、もともと、国分寺生まれのミョウガなんですけど…・。さらに、進化したのかな?)

 地震が来ようが何が来ようが、ともかく、コロコロ太っていて、美味しそうだよ。何よりも、食い気ですわな。

 先々月、8月、50歳のお誕生日の月から、突然、ピタッと生理が来なくなった。

 これって、「閉経」?

 それまで、律儀に毎月来ていたものが、何の兆候もなく、ピッタリと終わっちゃうわけ?

 わたし、てっきり、ダラダラと不規則不定期になって、次第に少しずつ来なくなっていくものだとばかり思っていたのに。

 あまりにも、いさぎよすぎやしませんか?

 小さくて悪さはしないんだけど(1cm×1・5cmほど)、子宮筋腫があるので、さっさと閉経してほしいとは思っていたんですが…。

 でも、来なければ来ないで、少々、寂しいものがありますね。

 こちらのほうも、「帰り花」、あるのかなあ?

麹を使ったアンパン

 山ほど作った麹から作った甘酒。早々に、プクプク発酵しちゃって、冷蔵庫へ避難させました。

 冷蔵庫に入り切らなかった分を持て余し、「えーい、パン作っちゃえ」ってなもんでして。

 甘酒をフードプロセッサー(またはミキサー)で、ガーすると、滑らかなクリームみたいにトロリ〜としたものになります。

 まるで、お米さんのオッパイですわ。滋養豊富で、ほんのり優しい甘さで。

 お菓子作り(アイスクリームやシャーベットやプリンなど)や、パン作りに使う場合は、このように、滑らかクリーム状態にして使うと、舌ざわりがよくていいですね。(麹のブツブツが残っていると、口当たりが悪いです。)

 小豆は、まだ、新物ではないので(昨年豆)、なかなか柔らかく炊けず、美味しいとは言えないあんこになっちゃった。
 今回買った「はずれ」のあまり美味しくなかったゆで栗も入れ、教室でみんなが食べ残した白いんげんの甘い煮豆も入れ、「奇妙なあんこ」を作って、フィリングにしました。

 名づけて「廃物利用アンパン」じゃー!

 水分量は、300gの小麦粉に対して、たまご1個と甘酒クリーム150ccと水を合わせて220cc。甘酒と卵だけでは生地が締まりすぎるので、大さじ2はいくらいの水で硬さを調整します。

 発酵、メチャ早い。やーねえー。あまり、好きじゃないね。

 お米ものをパンに使うの、なんか、好きじゃないのよね。まあ、作っちゃったんだから、しょうがないけど。(やむを得ず、作っただけ)。

 こりゃ、パンじゃないよ。和菓子みたいだよ。香り高い日本茶と共にどーぞ。

 天板を乗っけて焼き上げました。見た目も和菓子みたいでしょ。