干しりんごの赤ワイン漬け

 昨日、絞ったみりんが、左側の黄色い物体。

 しばらく放置しておくと、下に澱が溜まるので、上澄みのみりんを別のビンに入れ換えます。澱のほうは、見た目が濁っていても構わない味噌などを使う料理に使います。

 市販品ですと、上澄み部分しか手に入らないけれど、下にさがる澱の部位分も、とろりとしたコクがあって、とても役立ちますよ。お米の力の調味料、余すところなく活用できます。

 ちなみに、搾りかす(酒粕)も、漬けもの床などに役立ちます。

 右側は干したリンゴを赤ワインとビネガーに漬け込んだもの。これはソース作りに使います。りんごやかんきつ類は、ソースづくりにも役立つ「調味料」です。
 もちろん、そのままフルーツとしていただいても美味しいのですが、根っからビンボ症なので、どうしても保存の手段を考えてしまいます。

 せーんぶ食べちゃったら、なくなっちゃうもんね。(あ、当たり前か…)。

 カレーを作る時にも、トマトケチャップを作る時にも、少しリンゴを入れると甘味やとろみが出て、円やかになりますよね。

 でも、そのたびに、わざわざ、りんご一山(5個も)買いに行きたくはありません。そんなときのために、干して、ワインに漬け込んで保存しておくと、こりゃもう、立派に役立つ調味料に早変わりですわ。

 漬けこんだ赤ワインの方は、コックドヴァン(チキン赤ワイン煮)や、ビーフシチューづくりなどに使えます。

 写真のリンゴで5個分。干すとカサが減ります。はちみつの空きビンに半分くらいまで減ります。

 使い残したら、あとはそのままウスターソース作りへと転用します。

 季節外れで、もてあましているリンゴがあったら、試してみてください。意外なときに意外と役立つんですから!