今週の教室のパン。
(昨日、焼き上がりが、夕方6時過ぎていたので、光量不足で撮影を断念。今朝の写真撮りとなりました。)
かつて、糊化生地(小麦粉を熱湯で練って寝かせて甘味を出したもの)をパン生地に配合して、もともちしっとりした食感の「もちもちパン」をアイテムのひとつにしていました。
つまり、小麦粉の「糊」を入れたパン生地なのですが。
この糊化生地を作って寝かせるというのが、結構な手間だったのですわ。寝かせすぎると、古くしちゃって酸味がつくし…。寝かせないと甘味が出ないし。
美味しいんだけど、本音は「めんどくせー…。」
糊化生地の代わりにモチ性米粉の生地を配合してみたのが、今回の「もちこパン」です。
で、案の定!わおっ〜!もちもちしっとり。ん?でも、どこかで、いつか食べたことのある食感…。と、思いきや、よくコンビニなどのパンコーナーに並んでいたモチモチパンとそっくりでございました。(糊化生地の方のモチモチパンとは、また、違う食感です)。
そーか…。あれって、もしかして、餅粉使っていたのかなあ?
今回は、白玉粉を使いました。白玉粉60g+水60ccを捏ねて=120gの餅生地を用意します。中種150g、小麦粉300g、塩、水200cc、そのほかの副材料(砂糖、粉乳、バター適量)。
パン生地材料の方を十分捏ねてグルを立ち上げてから、餅生地を捏ね混ぜます。
それでも、製パン性が下がるので、一次発酵中のパンチ入れ、成形時の十分なベンチタイムの確保が必要になります。(はっきり言って、生地切れしやすい)。
焼成はイメージ通りの「パニーニのパクり成形、ナンの両面焼きスタイル」で、思い通りに焼き上がりました。
和風総菜を具にしてサンドイッチにしても合うもちもちの「もちこパン」です。たまには、噛み心地の引きが強いパンもいいものです。