梅の塩漬け第二弾

 前回、今年初の梅(小梅)の塩漬けを掲載しました。それは18%〜
20%くらいのかなりしっかりした塩分のものでした。

 (ところで私は梅酢の使いまわしを行っているのですよ)

 今回、黄色や赤に熟した小梅が前回より安くなって出回っていました。小梅塩漬けの第二弾です。

 今回は小梅に、たった1〜2%の塩(小梅1kに対して大さじ1程度の塩です)をさっとまぶしただけです。それに1年物の梅シロップをちょいと注ぎ入れます。

 さて、これを容器に詰めて、…。その上から前回塩漬けした18%〜20%塩分の小梅(もうすでに、しっかりと梅酢も上がっているものです)をざざ〜っと注ぎいれるわけですよ。

 塩分18〜20%梅漬けと1〜2%塩分の梅の同居!写真、下の部分の梅が今回のもの、その上半分が前回の梅漬け。

 そして、これを放っておく。…・。

 二段仕込みの梅は勝手に塩気を融合させて、結局は10%塩分程度の低塩梅干になっていくわけよ。これは放置する時間のなせるわざ。
 別に重しも、のせませんよ。第一弾の先の梅が重石代わりになってくれるからね。ついでに、前年の残りの梅酢も上からちょぼっと注いでおく。
これで、小梅塩漬け(小梅干し)の仕込み完了。
 腐敗させることなく、10%塩分の塩漬けになります。このやりかたで私は今まで失敗したことがありません。

 普通、低塩分の塩漬けをすると、腐敗や異常発酵などの失敗をする人が多いのです。ともすると、18〜20%高塩分のものですら腐らせる人がいるくらい!(どうやったら、高塩分の梅干を腐らせることができるのでしょうか?いまだに不可解なのですが…。低塩分なら理解できるのですが。)

 しょっぱい梅干はイヤ、という方。低塩分の梅干作りをしたい場合に、騙されたと思って、私の二段仕込みの方法でやってみませんか?

 結構うまくいったりして。