教室での豆味噌レクチャーに関して

 作らなきゃ、作らなきゃなあーと思っていた鉄火味噌を昨日やっと作りました。

 4時間くらい弱火で煎り続けなければいけないので、作るのに覚悟と気合が必要なんですよ…。

 ゴマ粒くらいにみじん切りしたレンコン、ゴボウ、ニンジンを炒めて、同量の豆味噌を入れたら、ただひたすら、煎り続けます。

 「忍耐!」の4時間が経つと、味噌はサラサラの顆粒状に。

 ご飯のお供、酒の友。これほど美味しい味噌料理はございませんねえ〜。究極の豆味噌料理でございます。
 たまり醤油が欲しいのと、この鉄火味噌を作りたいのとで、豆味噌づくりに執念を燃やしているのでごぜーますだ。

 ということで、はい。

 明日のパン教室で、今シーズン最後の豆味噌レクチャーを行います。

 当教室の豆味噌レクチャーの内容を説明いたしますと。

 これは、味噌仕込みというわけではなく、あくまでも豆味噌の菌(コウジカビ)配り、つまり、自家採取の発芽率の高い種の配布が目的でございます。

 私が前もって蒸しておいた大豆に、教室で種付けをしたら、それを持ち帰っていただき、自分の家でレクチャーどおりに、コウジカビを育成させて、育ったカビの胞子を採取していただきます。

 以降、自力で得た種で、ご自分のお望みの量の豆味噌仕込みをご自宅でチャレンジなさってください。

 つまり、自力で育てて自家採取した菌で豆味噌を仕込んでいただくわけです。早い話が、まさしく、単なる豆味噌の種配りでございましょ。

 で、ございますから、パン教室に参加すれば自動的に豆味噌をゲットできるという話ではないのです。しょせん、自力でやらなければいけない味噌作りです。お渡しするものは、「きっかけ」=種だけです。