久々に、また、豆味噌の話題

 木曜日になったというのに、今週のパン教室アイテムのインスピレーションが今一つ湧いてこないのよねえ…。困ったな。

 今週も体験出席の方がみえるし、リーンなものを考え出さなきゃいけないんだけれど、ピピピーッツと天からの啓示が降りてこないのだよ。

 脳味噌にカビが生えちゃったかのかな…。

 関係あるようで、全然関係ない話なのですが。

 今シーズン、豆味噌を仕込んだ皆さーん。仕込んだ豆味噌のお世話は、米麹味噌よりも大変になりますぞー。

 表面に野生酵母系の白いカビ(産膜酵母とか)が、とても着きやすいのです。これからぬくぬくと温かい春を迎えたら、切り返し(全体をかき混ぜる意味)を月に1,2度は必ず行ってくださいねー。

 梅雨時から夏にかけてなんか、もー、悲惨よ。温かくなると、ますますカビが着きやすくなっちゃうからね。暖かい期間は、(できることなら)、週1回くらい手入れしなきゃいけなくなる。

 表面に着く白いカビを放置しておくと、豆味噌が臭くなっちゃいますからね。

 でも、我が身から出た子供のように、手間暇かけて育て上げてくださいませねえ。生きているんですから、カビくらい生えますわよ。
「やだー、豆味噌育てって、こんなにも手がかかるものだったのおおおお!?」
などと、愚痴りたくもなることでしょう。

 でもね、仕込んでから1年を経過すると…。あーら、不思議。なぜか、表面にカビが生えにくくなるのですよ〜〜〜。この段階から、豆味噌の維持管理が、とてもラクになります。豆味噌育ては1年間の辛抱と努力です!

 1年過ぎると、活発な発酵活動を終えて、「熟成」期間に入るんですんね。大人になったのよ。成人豆味噌。20歳か?18歳か?
 こうなりゃしめたものです。後はいくらでも大人になりなさいと見守ることができます。2年でも3年でも8年でも寝かせてやってください。長年寝かせて「八丁味噌」みたいにしてもいいのです。(重石はのせ続けてね)。

 豆味噌は3年以上寝かせたものが極上とされているようです。1年で20歳なら、3年で60歳か?熟年期だわな。旨味が深まるわけじゃわい。

 ということで、うちの豆味噌も、めでたく成人を迎え、今は手がかからなくなりました。ほらね、こんなにイイ子ちゃん!(これじゃまるで、親馬鹿が我が子の成長アルバム自慢しているみたいなもんだな)。

 年子で、今シーズン仕込みの子供たちが、うじゃうじゃ控えてはいるのですがね。