ピロシキいろいろ

 インターネットが接続せずに中断されると思っていたら、私の散乱した部屋のせいでした!ぐちゃぐちゃに絡まったクモの巣みたいなケーブルのせいで、接続状態が悪くなっていただけでした。あちこちのケーブルを抜いたり差したりしたら、ちゃんとつながるようになりました。すんません。すぐにメール返信送れなかった方たち、ごめんなさい!
 yuukoさんのブログ写真も、やっとまた、見れるようになった。わたしゃ、毎日彼女の写真を見ないと、一日が始まらない体になってしまった。

 まあ、私の部屋がぶっちらかっていて、埃だらけだということは棚に上げておきましょう。企業秘密です。

 今週のお教室のパンはピロシキを予定しております。

 ピロシキは「パイ料理」という意味でございます。我々、イメージするのは、どうしても「挽き肉の入った揚げパン」ですが…。ピロシキ=パイで、もっと幅広い料理です。
 ですから、本当は、中の具は挽き肉とは限らずに、野菜でも、甘い果物でも、ソーセージでも、内臓肉でも、お米でも、なーんでもいいんです。そして揚げるだけではなく、むしろ、焼くほうが主体でしょうね。なにせ、パイですから。

 では、パイとは何ぞや?これは「小麦粉の練り物」、つまり、ペストリーという意味です。昔、肉などを焼くとき、小麦粉の練り物をかぶせて蒸し焼きにして、おいしい汁が流出しないようにしていたそうです。日本料理で言うならば、塩釜焼きみたいな発想だったんでしょうねえ。
 その練り物が、ずんずん進化して、さまざまなパイ生地になったわけです。クロワッサンのように発酵させるパイ生地もあれば、無発酵の折り込み生地や、練り込み生地もあります。
 揚げる場合は油脂分の多いパイ生地では不都合です。やはり発酵させたパン生地状態のものがいいです。焼くなら(好みの違いはありましょうが)油脂分の多いパイ生地にするほうが美味しいと思います。

 写真・上・今回は季節がら、カボチャの包み焼き(焼きピロシキ)と、揚げもの(揚げピロシキ)のほうはレバーペーストを使ってみました。揚げピロシキはパン生地です。焼きピロシキは油脂分少し低めのペストリー生地にしてみました。

 具は何でもいい、皮も何でもいい、焼くか揚げるかも、どちらでもいい…となると、ピロシキは、なーんて好き勝手に作っていいパンなのか!と、嬉しくなってしまうのです。(限定されない好き勝手なものが好きみたい)。

 ということで、今週のお教室は「勝手に仕上がれピロシキ」です。(ホンマにいい加減なパン教室だな。そのうち、天罰が下るぞ)。ピロシキいろいろ、人生いろいろ、そしてタコの足はいぼいぼなのです。