追悼・悲しい

 広島の畑時代のきっかけとなった大切な大切な方が、やはり、亡くなってしまいました。今夜、お通夜、明日、お葬式。

 ここのところ、ガンで亡くなる友人知人が続いて、…。やっぱあ、しょうがないかなあ〜…・とか自分に言い聞かせて、思い込ませながらも、でも、やはり辛い夏だったですなあー。

 とても大切な人だった。とても、とても。

 残された奥さんや畑やニワトリや、…とても素敵な自然農法の畑、思う。悲しい。
 可愛いニワトリたち、そして、それを見守り助ける優しい奥さん…。

 酵母パン作りが、まだ一般的ではなかった時代、二人で別々のパン種でパン作っては、あーでもないこーでもないと。ねえー。あなたのパン、あなたの畑から採れるやさいの酵母パン、まあ、うまかったよねえー、私のパンのほうが、もっと美味しかったかもしれないけれどさあああああー。わはははは!

 思う。生き残っちゃって、それでも、変わらぬものを思っちゃいます。

 そして、いるはずの人間が、なぜか、いない。奇妙な、変ないつもが、くやしい。いつもが、なんだか悔しいね。いつもが、いつもなのに、いつもいる人間がいないのが。

 変な日本語と文脈だよね。やめておこうね。

 明日は撮影仕事です。わたし、頑張るね。でも、あなたは、もう、なにも心配しないで、もうなにも頑張らないで、どうぞ、ゆっくり休んでね。今夜からは、ゆっくり眠ってね。お疲れさま。おやすみなさい。ゆっくり眠ってください。  ひろこより