みりん仕込み

 まだ、暑いと言うのにみりん仕込み。

 去年は、夏を越させてしまったモチゴメにカビを生やしてしまった。泣く泣く何キロも廃棄しなければならなかった。もったいなかった。

 今年は夏を越させないうちに使い切ってしまおう。ということで、変な時期にみりん仕込みなのです。(米を大量に蒸さなければいけないので、この時期はなかなか辛いものがある…が、やむをえず…。)

 みりん作りの作業そのものは簡単です。白米で麹を作る。もち米を蒸す。(同量くらい)。それを混ぜ合わせておく。米焼酎を買ってきて、どぼどぼと、ひたひたまで米に注ぎ込み、半年以上寝かせておく。半年目〜8ヶ月目くらいに、もろみからみりんを搾り取る。みりんの搾りかすは味噌と混ぜ合わせて奈良漬けのような漬物床にする。
たったこれだけ。

 みりん作りも酒税法違反です。でも、2%塩を加えておくと、酒ではなく「調味料」ということで、おとがめを免れます。(なかなか不思議な法律ですね)。ですから、合法的に作りたい方は「塩みりん」にしておいてください。

 今年の夏はきゅうりを山ほどいただいたので、余剰分を塩漬け保存にしておきました。塩抜きしたきゅうりをみりん酒粕と味噌の床に漬け込みます。みりんも自分で作ると酒粕のオマケ付きになるのよね。