日はまた昇った

 日はまた…昇った。そして…。

寝坊をしてしまったーっ!

 目覚めると、5時半。太陽はすでに昇り、燦然と輝いていた。逃した。また、今日も逃した…・。本日、掲載予定のブリオッシュ…。え〜っ、それって、なんだっけえ〜?もしかして、明日って教室〜?わはははは!
 寝坊しちゃ撮れないじゃないのよー。ダメねえ、しっかりしなさいよ。

 夕べは夜中まで、撮影用三脚を作っていた。三脚というよりはカメラ固定器具。百円屋のまな板立てを逆さまにして、フルーツくり貫き器を針金で固定して、くり貫き器の真ん中の穴にビスを差し込んで固定した。ピアノの椅子の背もたれにはめ込んで、本の厚さで角度を調整。宮沢賢治の「ポラーノの広場」で90度。風の又三郎が75度。また、これは椅子ではなく、卓上型として立てた本に差し込んでも固定三脚として使える。卓上型用土台書籍は「小麦粉辞典」。机の上でも固定したアングルで撮影可能になった。なんて、素晴らしいんだ!これで、明日早朝の撮影は完璧だ!我が能力に感動し、満足し切って眠りについた。

 寝坊して、とーぜんだろ。どこまで、アホなんだ。

明日からまた数日間は曇りと雨が続きますよ〜ん。当分、オレンジ色に輝く朝日のシャッターチャンスは望めない。

 人間、絶望してはいけない。日はまたいつか必ず昇る。