久々にギンギンに晴れ渡ったね

 いやはや、やっと晴れましたねー!太陽の光と熱で、我が、かよわき肉体は溶けて流れてしまいそうだ。ドロドロデローン。(ピザの上の糸引きチーズを連想してくださいませ)。

 写真はスモーク・ラム(ラムの燻製)です。20分くらい低温で軽く燻して(表面だけが黄ばむ程度で、火は通さない)、そのあとは20分くらいオーブンでローストして仕上げます。
 こうすると炭火焼きみたいな風味が出るんだよね。普通のローストラムとは、一味も二味も違う別の味になる。燻すという一手間だけでね。
 まさしく、燻製の旨さ。ラム肉にはスモークの風味が実によく合いますね。ジンギスカンや焼き肉を炭火焼きや薪焼きにすると最高に美味しいのは、炭火や薪に滴り落ちた脂が燃えて、煙を立ち昇らせて、上の肉や野菜を燻すから美味しくなるんだよね。ホットプレートやフライパンなんかでは、絶対に出ない風味ですよ。煙を気にせず、うまい炭火焼きや薪火焼きを食える田舎が懐かしい。
 そして、羊肉料理には、だだっぴろい高原と、乾いた空気と、吹き抜ける涼風が一番のソースだね。まあ、これは現在住の東京では望むのは無理だな。

 煙を気にせざるを得ない都会人の皆さま。炭火焼き(風味)の羊肉を食べたければ、あちきのごとく「燻しローストラム」にしなはれ。別に羊肉だけじゃなくてもいいですよ。ビーフでもチキンでもOKだよ。ちょっと燻すだけ。(この場合、本格的な燻製ではないです)。私は蒸し器をひとつ、燻し鍋専用に使っています。(この蒸し器は、もう二度と普通の蒸しもの料理には使えないほど、ヤニ臭くて、ヤニ色に染まっている。それはまるで煙草を一度に100本くらい吸ったかのような、酷い色と臭いである)。

 本日も燻し鍋のふたを開けたとたん、ゲホゲホとせき込んで、目が痛くなった。禁煙家にはお勧めできない一品でございます。しかし、うまい。スモークングブギですな。