糠床も完全復帰で絶好調だア

 糠床の手入れをしている最中に、吉元さんから宅急便でホームページビルダーが届いた!やったー!これで私も文明人だ。メモ帳使ったHTMLタグ手打ちからの脱却を図れるぞー。
 庭も糠床も春の息吹だ。ホームページビルダーを受け取る私の手はワナワナしていた。アル中のせいではない。春の息吹のせいなのだ。デジカメ撮影も手ぶれした。

 おかげでHPビルダーのパックも糠味噌だらけになった。(中は大丈夫)。うちの梅干しや豆味噌との物々交換、それは!!IMBホームページビルダー!!
 味噌や梅干しがあれば何でも買える。味噌や梅干しで手に入らないものなんて無いんだア。
    (いつか、どこかで聞いたことがあるようなセリフ。)

 しかし、本日のテーマはホームページビルダーではないのです。今や花盛りを迎えた糠味噌でございます。
 糠味噌。日々の作業は難しいものではないのですが、単純な作業を続行させることは簡単なことではありません。

 いくら毎日がんばって手入れしても、「失敗しちゃったー!シンナーみたいな変な臭いを付けちゃった!」と叫び声をあげる人が出没するのが、糠味噌漬けです。

 これはエステル発酵です。毒性はないのですが、違和感のあるきつい臭いで食べられたものではありません。以下に対処法を書いておきます。(この失敗は、初心者で頑張りすぎちゃう人がしばしば起こす傾向のある一時的なアクシデントです。失敗と決めつけて捨てずに、糠味噌づくりの一経験ていどの感じで下記のように対処してみてください。)→自称・微生物テクニカルサポーターの林弘子より

 まず、漬け床の中の野菜を全部取り除き、床の表面を平らに均して、上に軽く塩を振っておきます。蓋をして、そのまま常温で2週間ほど置いておきます。小バエなどが飛び回ったりするかもしれませんが、我慢して何もせずに(かき混ぜずに)そのまま放っておいてください。
 2週間目。…・ふたを開けて、のけぞるかもしれません。もしかすると、床の表面に小バエの小虫などが湧いていることもあるからです。
 でも、気にせずに勇気を出して、その床の表面を(数センチほどの厚さで)取り除いて捨ててください。下に残った糠床は酸味こそ強まっているものの、もうエステル臭は消え去っているはずです。
 あとは減った分の糠、塩などを補充してかき混ぜます。これだけで、エステル発酵の問題は解決されます。(エステルそのものは揮発性なので、放置するだけで飛んで行くものです。)