本日の朝焼けはきれいでした

 庭での風仕事がつづいています。魚や肉を干したり、大根干したり。今週は「うかたま」(農文協の雑誌)の撮影が入っていて、今回こそは「干物」で行こう…という企画になっているので、まあ、その用意も兼ねて。この季節なら、もし空模様が怪しくても、雨の当たらない軒下に干物を放置しておいても平気。(ベストとは言いませんがね…。大丈夫、ていどの話ですよ)。
 塩肉での干し肉作りはちょっと前のブログで紹介しました。今回は一番シンプルな塩漬け魚での干物作り。シコイワシ、ハタハタ、カマス、サンマなどを使います。

 塩大さじ2、ナンプラー大さじ1、みりん大さじ1、水500cc

 これをよく混ぜて塩を溶かします。この中に、例えばカマスやハタハタなら4,5尾ほど、漬け込みます。漬け込み時間は30分〜1時間くらいかな。まあ、あまり時間は気にせずに放っておきます。
 魚を引き出して網に並べ、8時間〜ほど干します。が、干し時間は5時間のこともあれば、2,3日間も干しっぱなしのこともあります。要するに、いい加減でいい。気温が低いので、2,3日放っておいても臭くなることはないです。(ここ、東京での話しなので、南国のことは分かりませんが)。5時間〜8時間ほどなら、一夜干しのような生干しです。それ以上の時間干せば、かなり干物っぽくなる。イワシやハタハタなら、よく干したものが好き。カマスは生干しが好き。まあ、これも好みの話で、つまり、いい加減でいいのです。生干しなら生干しなりに美味しいし、本乾しなら本乾しなりに味わい深い。塩漬けさえ済ませると、後は網の中に入れて軒下に下げて放っておくだけ。まあ、天然の冷蔵庫みたいな気分で放置しておきます。この、いい加減気分が大事。
 市販品とは味も風味も違う。風とお日様の恵みでいただく手作り干物。ご飯も進めば、お酒も進むことでございましょう。写真は黒背イワシ。(撮影の後、全部焼いて食べちゃった)。