ちょ〜ご無沙汰でござんす

 すんません、忙殺されておりやんした。苦戦の店舗で、ドタバタ続き。鈴乃屋の鈴木社長から、ついに、…ついに、お怒りが入った。「お前はルミネネに泊り込みで仕事に入っているのか!?全然、連絡が取れない!」…。
 違います。泊り込んではおりやせんが、全部、時間も体力も使い果たしてしまっているいのです。電話も不通(いないから留守電ですね)。パソコンすらもずーっと開かないまま。ケータイーにいたっては嫌いで解約して何年にもなる。連絡なんて、通じるわけないのですよ。伝書鳩でも放たなければ連絡取れないよ。鈴木さん、ごめんなさい。そー、お怒りにならないでくださいまし。ルミネで住み込みではたいているわけじゃーございませんから。(住み込みできたら、よほどラクなんですけどね)。(…アホか?わしゃ〜?)・・。

 企画だのプルデュースだのというより、ほとんど「専属調理員係」で、この1ヶ月間近くが過ぎました。教えると言うよりは、作るの専門。これではクライアントにとっては本末転倒、かなりヤバイと感じたのですが、後の祭り。ともかく、なんとか教え込まなければ。

 最近になり、やっと潤ちゃん店長が厨房のほうに入って調理を把握しようとしています。やっと、です。(でも、少し、ほっとして、気分的にはラクになった)。
 それまでは、業務調理を急に再開したので、(私は業務を10年以上もサボっていたのだよ)まるで格闘技の試合の後のような毎日。目は覚めるが、起き上がれない。ああ、筋肉痛!」。(懐かしい痛み)。

 思い通りには伸びない売り上げに、あの手この手で方策を練る(その程度では改善される状況にはないのですが…・)。あの手この手をこうじるために、店の品揃えが安定しない。ますます、店の人たちが、調理マニュアルを把握しにくくなる…。
 嗚呼、悪循環!(こういうことをまさしく苦戦というのです)。

 店を立ち上げるのは本当に大変です。開店してまだ1ヵ月も経っていないというのに、店長の潤は沖縄出張で明日から数日間留守にする。これも、かなりヤバイね〜。正直言って、まだまだ留守になどしてはいけない時期なのですよ。ヤバイ。ずーっと前から入っていた予定なので、必ず行かなければいけない…とのこと。今、留守していて大丈夫なの?(あまり大丈夫とは思えない私)。

 ということで、かなり切迫した状況になってきた店舗です。追い詰められているといっていい状況なんですよ。逃げてはいけない。今逃げたらつぶれちゃうよ!今、頑張らなければいけないんだよ。その切迫状況をビミュ〜に外す店長。ヤバイ。今、何かを言わなければいけない。何かを行動しなくてはいけない。
 でも、私自身すらもが逃げ脱しそうになるわけよ。やっぱ〜この人もダメか〜、もーいいか〜とか。投げ出しそうになるわけよ…・。これが一番ヤバイこと。そう思った瞬間に、その人のことをだめにしちゃうからね。ダメにしちゃいけないよなあー。手一杯、目一杯の夏が過ぎて秋になったようです。かなり疲れ果てている。私も潤も。

 やっと業務店舗用のレシピとマニュアルを出せました。毎度のことながら、2週間以上かかるのですよ。店は生きている人間と同じで、ふたつと同じものはない。その店舗専用のマニュアルとレシピを生み出すために、ゆうに2週間はかかる。それから本格的に教え込み始めるわけよ。で、この段階の、ここのところで、「教えられる人」がいなくなるというのは、私にとって、かなりきついわけよー。でも、いなくなるのよね、潤ちゃんは〜。

 本日、やっと二ヶ月ぶりくらいで、やっとやっと昼間の時間が確保できました。
早朝からパン焼きと入店、午後3時くらいに店を上がることが、やっとやっとできました。
 久々に掃除機をかけたり、便所掃除をしました。うれし〜。掃除するのが、こんなにも嬉しいことだとは知らんかったぜー。無心に掃除機をかけ回る。

 店では少しずつウチの(自然発酵種の酵母)パンを始めました。(いっきに全てを出したかったけれど、その時間的余裕は無く)。サンドイッチとかのデリカものです。ホンマに、少しずつです。限界に上乗せするような限界なのですが、このくらいのことをドタバタアタフタやらなければ、ホンマにダメになってしまう。今、頑張らなければ。

 私が勝手にデリカをはじめたら、潤も「弁当も」とか言って、弁当まで作るはめになってしまった!痛し痒し。今までよりも、もっと大変な時間と手間になってしまったのです!ははははは!(でも、楽しい!)
 ますます時間が無くなる私。こんなことをしていていいのか?ダメなんだろうな〜。でも、しょうがないよな〜。自業自得だもんな〜。

 鈴木社長は、今のことは何の無駄にもならないから、どんなに苦しくても、先のために頑張れ、と言う。実は、私も、内心そう思っている。(48才のオバサンでも、先はあるのだよ)。電話を切る間際に「おい、風邪ひくなよ」とか、ほんの少しだけ優しい言葉をかけてくれるわけよ。グシュ…・。泣いて、すがりつきそうになる。(連絡が取れないと怒っているわりには、少しくらいは心配しているようだ)。(でも…、あのなー。なら、もっと優しくしておくれよ)。
 なんとか、明日からの潤ちゃん店長不在の数日間をやりすごそうと考えている最中です。鈴木さんは鈴木さんなりに、先の展開の置石を進めていてくれている様子です。

 もう少しだけ、頑張って苦労してみます。