ギョエッ!仕込んだ白味噌が白味噌どぶろくになっちゃった

 今月12日に仕込んだ白味噌(に、するつもりだったもの)、この間のドタバタ続きで一切の手入れをせずに放置しておいたのです…。はっと気づけば完成の2週間後をゆうに過ぎている。やばい。

 ふたを開けると案の定。ぷ〜んと美味しそうな「酒」の香りが立ち昇っています。味噌の匂いじゃあないね。甘酒のような香りです。

 手作りの玄米麹で仕込んだ極甘口の白味噌は、一歩道をそれるとアルコール発酵に行ってしまいます。酵母菌の仕業です。短期間で出来上がるといっても、手抜きをしてよいという味噌ではありません。短期間で仕上げる分、逆に猶予なしなので、手間を集中的にかけなければいけないわけです。それを知りつつ放っておいた。(ちなみに、この白味噌作りは、昔,NHKの番組でもやらされたことのある手馴れたアイテムなのですが…。)

 白味噌は酒粕味噌みたいな味になりました。でも、これはこれで使えるのです。漬物や魚の味噌漬けなど、酒臭くて構わないものになら。はい、かなりのアルコール度ですよ。白味噌料理を食べて酔っ払うのでは、洒落にもならん。
 ともかく酒ッ気を抜くために、低温加熱してアルコール分を飛ばし、酵母菌を熱死させておきました。言うなれば、味噌がアル中状態になっていたのです。私もこの間、ずーっと飲酒オーバー気味。ああ、味噌よ、お前もか。同病相哀れむ気持ちです。