おやつタイム

 北海道のおやつ「べこもち」です。

団子の粉(上新粉とモチ粉がブレンドされているもの)を1カップ、水150cc(粉と混ぜ合わせて捏ねると耳たぶくらいの固さになるくらいの水分量で加減)、砂糖大さじ3(好みで加減)
 上記の材料を混ぜ合わせて捏ねてまとめると白い団子の生地になります。

 黒い団子生地は黒砂糖と水を先に合わせて黒砂糖を溶かしておいたものの中に粉を入れて捏ねます。
 白い生地と黒い生地を棒状にしてぺったんこくっけます。台の上で転がして、白生地と黒生地を仲良しにします。それを包丁で均等なサイズに切り分け、適当に丸めてつぶします。
 笹の葉に白黒生地の団子をはりつけます。ナイフなどで木の葉模様をつけてもいいでしょう。
 湯気の立っている蒸し器で15分蒸して出来上がり!

 べこモチのべこは牛さんの意味です。牛さんみたいに白黒模様だから、こう呼ばれているようです。笹の葉のせいで、日持ちよい団子です。固くなったら薪ストーブの上にのせて焼いて食べたものです。作りたてより、焼き団子にするほうが好きでした。母の作ってくれたべこもちは美味しかったなあー。薪を焚く匂いと笹の葉の焦げる匂いが交じり合ってた。今日は寒いので、パン教室生徒のおやつタイムはべこもちなんだべさ。教室仕事前に、ちゃちゃっと作って写真撮って、15分でこのコラムを書いています。以前はこの程度の記事を書くだけで半日がかりだったんだから。
 いやはや、なんとも上達したもんなんだわさ。

めでたし、めでたし

 しかし、私もしみじみおめでたい人だよなあ…。生徒に食われたら無くなるモチの軌跡をここに残す。
  
 あ、作る前に笹の葉をどこかで摘んできてから作ってね。このお菓子の魅力は笹の葉の香りなんですから。笹の葉は抗菌力が高いので、これからの季節、ラップやナプキン代わりにどんどん取り入れましょう。