老眼鏡、注文してきた

 丸井のメガネ屋さんで、ついに「老眼鏡!」を注文してきた。

 パソコン用と、ゲラのプリントアウト紙の手元用、ふたつ。(昨日、教室の人に教えてもらったところによると、パソコンとゲラでは視点の距離が違うので、二つある方がベターらしい。店の人に聞いても、じつは、そーなんですと言っていた。)

 仕事で必須になってしまったので、この際、ケチなことなど言っていられない。

 わが身にとっては、ちょいと贅沢な買い物になってしまったが、やむを得ず。

 ともかく、視力がもたつくと、文章の勢いがまったくなくなる。これが、ここ近年、一番つらかった。

 フレームなしの目立たないものにしたの。出来上がるのは1週間あとですって。

 今すぐにでも、欲しいと。1週間も待てないほど見えなくなったんだよ。

 思いのほか、乱視がかなり悪化して進行していたわ。近視は進んでいなかった。ひどいのは、乱視、そして遠視ですって。どうりで光に弱かったわけだ。(昔から、テレビや映画などの光系の画面が苦手だった)。

 「今まで、結構長く我慢されてきたでっしょう?これでは、首や肩や気中がビキバキに痛くなって、辛くて切なかったでしょう」と、いたわられてしまった。

 はいはい、泣きたくなるほど切なかったですよ〜。

 「お気の毒に。その細いお体で…」

 貧相に立てジワ寄った風貌までなぐさめてくれる。

 ありがとよ。老眼鏡、二つも買ったんだから、もっと慰めて。可哀そうなら半値にするとかさあ…。ほら、慰めかたってあるじゃん。

 エポスカードを作らされ、それで1割引きにしてくれた。(1割引きでも、かなり助かるよ。安い買い物じゃないから)。

 1週間後から、私は新聞も時刻表も読める人間になります。パソコンもラクになるはずです。

 肩コリも、背中のこわばりも治るかもしれない。

 痛みがなくなったら、少しは優しい顔になるかもね。