ボロネーズ

 今日は午後から雨になったとたん、涼しくなたわ。

 本の企画の書き物しながら、また「夏への準備」料理でした。

 ボロネーズ(ミートソース)をたくさん仕込みました。

 ボロネーズは、煮込み料理なんです。ですから、寒い時期の作製物。暑い盛りの夏には作りたくありませんもの。でも、食べたいし。

 ということで、食い意地のせいで決行。

A・オリーブオイル大さじ2、ニンニクみじん切り大さじ1、みじん切り玉ねぎ500g。バター大さじ1牛、挽肉500g、粟国の塩小さじ2、黒コショウ、エルブドプロバンス、ナツメグ、ローリエ

B・牛すね肉の煮汁300cc、赤ワイン200cc、トマト水煮500g、みりん大さじ1、酢大さじ1、粟国の塩小さじ1、タバスコ

 まず、基本的に私の好みは、挽肉、玉ねぎ、トマトが、同量ってこと。(500g)。あと、煮込む水分も総計500g、つまり、全部同量よ。

 まず、A・オリーブオイルでニンニク、玉ねぎをよく炒めます。しんなりしてきつね色になったら、バターうを入れて、挽肉を炒めます。獣臭さがなくなるまで、いいにおいが立ち上るまで、よく炒めてね。

 そのあと、B・を入れて、コトコト煮込みます。

 ほどよい濃度と柔らかさに煮あがったら、火を止めて一晩寝かせてね。煮物料理は、寝かせたものと、寝かせないものとでは味わいが違うわ。ここ、待てない人はダメよね。

 美味しい牛肉料理を作っていると、やはり宮崎県の酪農農家の苦悩が浮かび上がるわ。

 牛すじだけでも、素晴らしく美味しい料理が出来上がるというのに、たくさんの牛さんたちが殺処分されるている。

 我が子を奪われるような、断腸の思いでしょう。悲しいことでしょう。私も、良いにおいを嗅ぎながら、美味しいソースを味見しながら、悔しくて無念で、可哀そうすぎて涙がにじみ出てきたわ。つらいでしょうに。気の毒すぎます。

 頑張れ!宮崎県の酪農農家。

 と、痛いほどに思っても、私には何もできないわ…・。せめて、国産牛肉で美味しい料理を作って、レシピ書いて、「ね、日本の酪農は大事でしょ、美味しいでしょ」と、伝えることくらいしかできないね。小さな範囲でね。

 まだ記憶に新しいバター不足の時期を思い出します。今度は、お肉が不足になっちゃうのかなと思うと、やはりぞっとします。

 宮崎県だけではなく、日本全体の食事情の大問題だと思います。

 美味しい国産牛肉の料理を頂ける、これは、日本中の農家の努力のおかげです。どこか、一か所が大変なことになるだけで、たぶん、全体に及びます。

 日本は小さな国です。小さな地域が連動し合いながら、全体的なことを支えています。一地域の問題は、日本みんなの全部の問題です。

 早く解決策やら保障やらの糸口がみつかればいいです。祈るような気持ちです。