パンオノア 今週のパン

 晩秋色のパンです。香ばしくローストしたくるみを砕いて、たっぷりと配合します。少しリーンなカンジにしてフランスパンっぽくしてみました。おお〜、よか、よか、よかねー。割れ目がもっこりフレンチっぽいじゃん。

 ローストしたナッツをたっぷり加えた生地は発酵中にナッツが生地から水分を思い切り吸水してしまうので、仕込み生地は少し水分多めの緩めのものにします。そうしなければ、水分不足でぱさぱさの硬くて重たいパンになっちゃうからね。オーバーナイトで冷えた生地のまま一次発酵させた場合はホイロは今なら倍くらいの時間がかかるね。一次を寝ながらラクした分、二次は時間がかかって当然。でも、そうやってゆっくり時間をかけたほうが美味しい深みのある味の酵母パンになるのは確かだよね。でも、調子に乗りすぎて低温長時間かけすぎると、生地がいじけて酸っぱくて硬いパンができちゃうよ。まるで○○どこぞの有名なパンみたいに…。

 パン本のためにまたまたゲロゲロ真夜中じゅう執筆中。

 今回の本は私の写真を意地でも使う。ということで、水曜教室は、生徒を被写体にしてライブ感覚の写真を撮る。もちろん、モデル料はなしだぜ。
 採光のため、ドアを開け放ち、レフをあちこちかかげる作業があるので、凄絶な教室になると思うが、よろしく。冷えないように毛糸のパンツでもはいてきてください。

 冷えた身体を温めるために、熱い汁物のメニューでも考案しておきます。今月中に脱稿したいものです。起稿中の常でしばし酒断ちしておりましたが、本日は飲むことにした。原稿の骨組みができあがったので。飲むぞ…・・。