シーズン初の寝ながらホイロ


 発酵がゆっくりな酵母パンは午後に仕込むと一次発酵の完了が就寝時間近くになります。もうひと頑張りと思っても、酒飲んで、ご飯食べて、風呂から上がると、もー何もやりたくない。ああ、ベッドが私を呼んでいる。でも、パン生地は発酵しゃーがった…。

 頑張るつもりが、頑張りがきかなくなったとき。(いつもそうなんだけどさあ…・。)この時期、夜間の室温は20度を切るようになりました。寝ながら二次発酵のシーズンです。一次発酵の終了した生地を型に詰めてポリ袋をかぶせ、そのまま台所に出しっぱなしで「お休みなさい。」
 (当然、暖房は消します。)ぬくぬくと温かいふとんにもぐりこみ、ぐっすり7〜8時間眠ります。

 翌朝目覚めると(この段階でもうすでに前日パンを仕込んだことなど忘れている)ドピューン!パン生地がもっこり膨れまくっているのです。「あれ〜、なんだっけ?これー?」と思うと同時に前夜の記憶が甦り、思い切り目が覚める。やばい、即刻焼成に突入しなければ。

 オーブンスイッチオン。パン生地をぶちこむ。あとはゆっくりコーヒーでも飲んで、お尻を掻きながら新聞を取りに行って、トイレから出てくる頃には食パンが焼け上がっているわけです。

 暖房なしでも室温はやっと20度を切るくらい。7,8時間では、まだちょっと発酵過多気味になり、膨れすぎの不恰好なパンになってしまうけど、自分で食べる分にはこれで充分。人には見せられないが(とか言っておきながら、わざわざ写真撮って見せているわけだけれど)発酵過多というほどまでヒドイシロモノではないのです。むしろ、低温による長時間発酵が風味を深めている。

 夜間の室温が15度〜18度くらいのときはゆっくり午後にパンを仕込み、寝る前に成形してケース詰めし、寝起きそうそう1発目でオーブン入れすると、朝ごはんに文字通り焼き立てパンをいただくことができます。