冬のち春で

 いやはや、土曜日のお天気にはびっくらこきましたわ〜。

 朝、カーテンを開けると、そこは雪国だった…。

 お日様がキラキラ照りはじめると、積もった雪が溶けて、急に春の温度になっちゃったのよ。

 そのあとの夜間温度も、それほど低くはなかったわ。

 春の雪。

 (三島由紀夫の著作タイトルだ…。一番好きだった本だな。私は異常なまでの三島ファンだったのよ。10代のころ。ガキのころ)。

 ああ、しかし。びっくらこきの春の雪。

 こんなハチャメチャな天気の時には、リーンなパン生地のオーバーナイト発酵の予測がつかないですよ。

 教室のみんなは、あのパン生地にウンザリ振り回されているだろうなあ…。

 発酵判断がつかずに、わけわからなくなったら、焼かずに冷蔵庫で数日間ほど寝かせて、中種にして使ってください。(まあ、焼いて、白焼けにしちゃって、発酵過多を認知するのも悪い経験ではないけれど…・)。

 ヤバイ温度差の日に、リーンなパンをやっちゃったなあ…・。四半世紀も作り続けている私ですら、ギャフンと戸惑う難しい温度。予測付かない温度差でした。

 雪が降ることすら、予測つかなかったのですも。

 まあ、「やばいかも」と思ったら、中種に回すに限るわ。

 うちの冷蔵庫、ただ今「中種」(元・パン生地)で満員御礼です。

 ああ、たくさんパン作らなきゃ…・。