パプリカ煮込み

 昨日の教室で、お出しした一品。好評だった。

 名前は忘れたけれど、…コーシャーフード(ユダヤ教的な料理)のはず。

 もっと汁気を煮詰めなければいけないんですけど、時間切れ。このまま出しちゃった。しかも、鍋ごと、どーんとね。

 作り方は、ブフ・ブリギニョン(ビーフシチューの原形)とそっくり。ただし、赤ワインやトマトを使わず、パプリカパウダーを使う程度の違い。乳製品(バター)と肉を一緒にしないので(旧約聖書の宗教的理由から)、使用した油はオリーブオイルとグレープシードオイル。だから、意外とサッパリした味なんですよ。

 真っ赤な煮ものですが、パプリカなので全然辛くはありません。むしろ、甘い香りが立ち上ります。

 これ、インゲン豆なんかも入れたらウマいだろうなあ…。

 教室のみんなには、お初の食べ物だったみたいです。「スープ」と呼ばれ、煮詰めの手抜きに少々焦った。スープじゃなくて、煮込みですよ〜。

 ライトスモークのポークも、大好評。もっとたくさん作っておけばよかった。私は肩ロースブロックを使うのが、一番好きですね。モモじゃ、脂っけないもん。バラ肉ブロックじゃ、ちょいと脂ギッシュすぎるし。

 (でも、燻し物、ベーコン系のものだから、たぶん、バラ肉ブロックを使うべきなのかもしれない。好みの使い分けでいいと思うよ)。

 ところで。

 昨夜の暴風雨は、すんごかったねー!家ごと飛ばされてしまうかと思った。

 その前夜も睡眠不足だったので、たくさん酒飲んで風呂入ってバタッと寝るぞーと、息巻いていたんだけど。がっつり飲んだくれても、明け方まで全然眠れなかったわ。

 天変地異のごとき末世的暴風の音に、自然ってやっぱ、すごいエネルギーなんだなあ…・と、ミョーに感動したり。(喜んでどーする)。

 海は大しけになっているんだろうなあ、船は大丈夫かと心配になったり。

 ネットカフェにも簡易宿泊所にも止まれないホームレスの人は、この嵐をどうやってしのいでいるのだろうかと、切なくなったり。

 風の叉三郎を思い出してみたり。

 本日の空も、なんとなくすっきりとしない不穏なよどみがあります。

 しばし、警戒が必要かもね。