ローストしたフライドオニオンを15%ほど、フランスパン生地の中に配合するだけなのですが。
フランスパンのクラムが、フワフワのソフト系のパンみたいに柔らかくなっちゃうんですよ〜。
フライドオニオンから、甘みや油脂分が出るためでしょうね。
フランスパンのハードな食べ心地は期待しないでください。ふんわり優しい「野菜のパン」ということで…・。
これは玉ねぎのみならずです。
ジャガイモ、人参、かぼちゃなど、トウモロコシ、トマトなど、野菜をパン生地に配合すると、いずれも(たとえリーンな配合でも)、ふんわりソフトなパンになります。
野菜の魔力、野菜の底力。屁理屈小理屈は分かっていても、やはり不思議な気分になるね。
オニオンブレッドは、その香ばしさから、お酒にも合い、洋風の料理にも合います。食事パンとして使えますね。大人の味です。
カボチャやトウモロコシや人参のパンは、野菜から自然の甘みが出るので、まるで菓子パンのよう。子供のおやつパンに向きます。
野菜もパンに使いようです。
さてさて。
十分な量の元種も増やして熟成させたし。中種も仕込んだし。
やっと、うちの冷蔵庫らしくなりました。(白いふにゃふにゃがたくさん入っている)。これで、作りたいときには、いつでも作れる状態になりました。
パン生地やパン種が「発酵進行中」じゃないと、なんとなく自分の時間の流れではないような感じで、かなり心細い思いをしたわよ。
もしかして、あたくし。あの菌たちの現在進行形の生命活動に、かなり依存しているんじゃないの?あの方々が、お元気に膨らんでいるだけで平安。
私にとっては、「あれ」が、まるでペットと同じ生き物らしいのよ。愛猫家のにゃんちゃんと同じ、愛犬家のわんこと同じなんだわ。
まあ、にゃんこ、わんこなみに、手はかかるけどね。でも、犬や猫とは違い、食える。腹の足しになる。吠えないし、走り回らない。
ひととせ、よしなにとりはからえ。