ダシがらの昆布のイリチー

 昨日つくった教室のサンプルパン「パン・ド・サラザン」(そば粉のパン)、水分量間違えてしくじりやんした。

 ぶよんぶよんのオバケパンになりました〜〜。アップでけまへん。

 只今、間違いのない無難な配合に変更したものを一次発酵中です。焼成は夕方になるので、写真撮れるか否かは不明。

 今週のパンの画像は、本日夕刻以降、もしくは明日です。このあとからのアップになります。すんまへん。

 ということで、「クーブーイリチー」で誤魔化しちゃいます。

 クリスマスが過ぎると、次はおせちづくりがやってきますね。昆布や鰹節のダシもたくさん使います。

 昆布も、なかなか値の張る材料です。ダシがらすらも無駄にはしたくありません。たーくさん滋養が詰まっていますから。

 郷里の北海道では、産地ということもあり、昆布は豊富でした。ふんだんにあると、逆に無駄にしちゃうんです。ダシがらは「投げる」(=捨てるという意味の北海道弁です)。

 やはり、昆布の料理と言えば、沖縄料理に100%の軍配が上がります。沖縄料理の昆布はウマい!(元は、北海道の昆布ですが…。)

 ダシがら昆布をジップロック袋に取りためて、冷凍保存しておきます。ある程度の量がたまったら、昆布のイリチーでも作りましょうか。佃煮では、味が濃すぎてたくさんはいただけませんから。

 昆布、干しシイタケ、こんにゃくなどを千切りにして、鰹だし、酒、塩、みりん、醤油を好みの量加え、昆布が柔らかくなるまで弱火で煮ます。煮汁がほとんどなくなったら、サラダオイル適量を回し入れて炒めつけて仕上げます。(切干大根を加えてもいいらしいよ。沖縄料理では当然豚肉も入れるけど、私は入れない。精進イリチーにしています)。

 私は鰹だしを濃い目、酒と塩を味付けのベースにして、醤油とみりんは少なめの薄味が好きです。味付けは家庭の好みなので、調味料の分量は、ご自分のお口に合うように。本場風に豚肉を加えても結構ですし。

 私は毎日、昆布10g(20cmくらい)ほどと、干しシイタケ1個を1リットルの水に一晩浸け置きした「精進ダシ」を冷蔵庫に常備しています。その精進ダシをベースにして、鰹だしを引いています。

 ですから、戻した干しシイタケも、たくさん冷凍庫のジップロック袋に保存されています。

 これは甘辛く煮つけて、ちらし寿司やいなり寿司などの具にしていますが、イリチーにも使えます。

 忘年会やクリスマス、年末年始の正月料理など、肉類のご馳走をたくさんいただく時節です。

 そんなときこそ、食物繊維もミネラルも豊富な、昆布料理もいただきたいものです。脂っこいものや、肉料理をいただくと、必然的に体が、このようなアルカリ性の食品を欲求するものです。

 この季節には、体をいたわってくれる昆布料理を常備菜として作り置きすることをお勧めいたします。

 ダシがら昆布でも、もう十二分に、ハチャメチャ美味しい〜んですから。(豚肉入れなくても、鰹だしをきかせれば、すんごっく美味しいよ)。