玄米麹・カビの出芽

 教室での玄米麹づくりに向けて、玄米麹完成までのシュミレーション中。

 仕込んで二日目の様子です。

 玄米の表面に、白いカビが少し出芽しはじめたのが見えますでしょうか?(画像をクリックすると、写真が大きくなります)。

 玄米の表面に傷をつけるためのフードプロセッサーが新しいものに変わったので、シュミレーションが必要になりました。

 新調したプロセッサーは性能が良いので、表皮をキズつけるのも、短時間になりました。やりすぎると、あやうく白米になってしまいそうな勢いでしたわ。

 ともかく、何か少しでも道具が変わると、従来通りの感覚が通じませんね。

 麹はカビが生え始めると、熱を持ち始めます。この熱をこもらせておくと、麹づくりは失敗して、ベタベタのものになります。(早い話が、麹ではなく甘酒みたいになっちゃうわけよ)。

 熱を冷ますために、涼しい(寒い)季節に仕込むのです。

 カビが出芽するまでは、暖かい方がいいのですが、でも、無理に保温保湿するよりは、室温放置くらいの緩やかさの方がいいです。

 私は、仕込み麹を寸胴鍋に入れて蓋をして、温かい部屋に置いておく程度です。それでも、二日目には出芽します。ちょっとゆっくりだけれど、これで十分。

 コウジカビが出芽することを「出麹」といいます。

 出芽したら、飯台など、熱を冷ましやすいものに移し入れ、日に何度か全体をかき混ぜて、熱を逃します。上には晒し布巾とポリ袋を軽くかけておく程度です。(呼吸できるように、密閉はしません)。

 明日か明後日には完成した玄米麹をアップできると思います。

 本日は、クラミック・シュミレーション只今発酵中。こちらも完成図は明日かな。なにせ、常温での一次発酵が、これで18時間目。業を煮やしてホイロに入れて保温中。

 麹も長期戦だが、クラミックも長期戦ですわ。どっこいどっこいのいい勝負だ。