甘辛濃い口のブリ大根

 いつもは、薄口お汁の塩仕立てにするんですよ、うちのブリ大根。

 「お汁まで、ぜーんぶ飲みなさい。汁がウマいのよっ、お汁が!」と言いつつ。

 でも、たまには濃い味付けの甘辛ブリ大根もいいものよね。

 ということで、タジン仕様の尖がり帽子土鍋で、甘辛濃い口ブリ大根を作りました。

 新入り尖がり君の実力を試したくてね。

ブリアラ500〜600g、大根600〜700g、麺つゆ(醤油1:みりん1:だし汁1)125cc、砂糖大さじ1、酒100cc

 こんな少ない水分で、ブリ大根煮るのは初めて。ただし、下ごしらえしたブリアラや大根には水分が付着していましたが。(この付着水分の量は測れません)。

 12,3分炊いては火を止めて蒸らし、また12,3分炊いては蒸らしました。

 尖がり帽子を開けると、わおっ!みごとに飴色です。魚や大根から滲みだしたのか、煮汁が増えているような気もしました。(密閉状態の蓋なので、水分が蒸発して煮詰まるということがないのが、普段と違います)。

 あまじょっぱい旨味は、ご飯のおかずにピッタリでした。

 で、ひとつ、気付いたことがある。

 予測していたとおり、案の定…魚の骨が、圧力鍋で炊いたように柔らかくなっているのです。

 ブリアラの骨まで食べる気にはならないので、骨が軟らかいことは別段嬉しくも何ともないんですけどね。サンマやイワシの甘辛煮なら、骨までいただきたいけれど。

 別の用途を目算していたのです。

 それは、尖がり君で玄米や雑穀を炊いたら、メチャふんわりプリプリと美味しく炊けるのではないかということ。

 たがが容量1リットル程度の下鍋の上に、重さが1kもある尖がり帽子の蓋がのっかっているんですよ。ほどよい圧が、かからないわけないじゃん。絶対にうまく炊ける!(と、信じてる)。

 ちなみに、圧力鍋そのものは、私、好きではないんです。天然素材で、じっくりと自然な圧をかけたいだけなのです。

 これ、本日試してみます。美味しい玄米ごはんが食べたいです。