丸山台・深夜の怪奇その2

 原稿の締切りが明日で忙しいというのに、そんなことはそっちのけで、午前中いっぱい、私は「コウモリ」を検索し続けました。

 「ちゅちゅちゅちゅちゅちゅ」「ギャーギャーギャー」の鳴き声の主をどうしても調べたかったからです。

 「コウモリの鳴き声」で、ヒットしましたね。出てくるわ、出てくるわ。(コウモリの鳴き声を聞く研究会や同好会、専用のHPまであるんですね。コウモリ研究者もいるし、マニアもいる。コウモリの超音波を聞き出す機械の作り方まであったわ。)

 本来、人間の耳には聞こえない超音波の声を出すと知られていますが、人の耳にも聞こえる鳴き声も、ちゃーんと出すようなのです。

 「ちゅっちゅっちゅっ」「ギーギーギー」と記されているものが多かったです。

 あの声は、やはりコウモリさんであったと、確信いたしましたわ。このへん、コウモリが多いですからね。夕方になると、庭から見上げる空にたくさん飛んでいますよ。

 私、コウモリとか、フクロウとか、神秘的な生き物が大好きなんです。(ご本人たちは、神秘的なつもりはないんでしょうけど)。

 両生類も大好きですね。ヘビ、トカゲ、カエル、イモリ、ヤモリ…。中でも一番好きなのが、ヤモリです。

 ヤモリさんは、ときどき、我が家の中にも遊びに来てくれます。うちのヤモちゃんたちは、とても人懐っこくて、手のりヤモリになってくれるんです。

 口うつしでエサも食べてくれます。何でも食べますよ。ヘビにそっくりな先割れの赤い舌を2本出して、べろぺろと…。試食担当部長なんか、この前、フライドチキンとメロンを口うつしでヤモちゃんに食わせていたわ。

 赤い舌も可愛いけれど、小さなきゅうばんのついたお手てもメチャ可愛い。ぺチョッとした冷たくて柔らかい手触りも好き。

 たくさん集めて、家の中で放し飼いにしたいほど好きなのですが、教室の生徒に逃げ出されそうなのでやめておきますわ。

 イモリも好きで、子供の頃は、よく沢から卵を採ってきては、家の水槽で孵化させようと試みたものです。しかし、孵化間際になると、母親が気持ち悪がって「もー、いいかげんにして!川に返してきなさい!」と叱るもので…。

 残念ながら、イモリの大量生産とペット化の夢も実現しませんでした。

 はい、ということで、本日の本題です!

 発酵バターは、仕上がり間際のスープに落とし入れて溶かすと、香り立ちがよくなります。

 ところで、コウモリさん、うちに住み着いてくれないものでしょうかねえ。玄関先に風鈴のようにぶら下がっていてくれたら、すごく可愛いディスプレーになると思うんですが…。

 うまく餌付けできないものかなあ…。コウモリ、飼いたいなあ。あ、原稿書きしなきゃ。