コバエ退治

 発酵食づくり、この時期の苦労はコバエとの戦い。

 ありとあらゆるものが酵母菌の活性化により、アルコール発酵に傾き始める時期。どこからともなく、のんべえコバエが、寄り集まってきます。

 特に、日本のコバエ(や、ゴキブリや、ハエ)は、DNAに「人間=殺生=危険=逃げろ」という回路が組み込まれているのか、逃げ足がとても速いです。

(仏教国等の害虫は、ムシとはいえ、あまり殺生されることがないのか、人間の気配にも忙しく逃げまどうことは少ないように感じられます)。

 匂いで寄せ集め、ゼリー状のべたべたにくっけてコバエを退治するアレは、あまり役に立ちませんでしたよ。うちも、(昨年は)ほとんど採れませんでした。

 でも、土曜日の教室に向けて、本気でコバエ退治に乗り出さなくてはなりません。

 ということで、今年の新手段「虫ヨケール」とかいうものを100円ショップから買ってきました。害虫が嫌がる臭いの芳香剤らしい。

 封を開けたとたん。

 ギョエーッ!

 コバエ以前に、私が倒れそうになる匂いだ。まるで、昔の便所の芳香です。これでは生徒までもが逃げ出しそうだ。

 そして、肝心要のコバエちゃんたちは。

 別段嫌がるそぶりも見せず、相変わらず元気一杯に飛び回っています。

 これから、ドラッグストアーに行って、次なる武器を探してきます。