クヴァークみたいな醍醐

 これ、何だか分かりますか?

 元・ヨーグルトです。

 ドイツの生チーズ「クヴァーク」のそっくりさん。ほろっとした舌ざわり、クリーミーで濃厚な味わい。

 古式ゆかしく「醍醐」という命名。(勝手につけた。ホンモノの醍醐は知らん)

 はちみつや、フルーツソースをかけると、そのまま素敵なデザートになります。また、マヨネーズやドレッシングと合わせて、生野菜サラダのトッピングに。

 グレープフルーツと小海老のサラダに散らし、フレンチドレッシングをかけても、とてもオシャレさんな味。トマトとバジルのサラダに添えて、オリーブオイルを振りかけるもよし。

 粉砂糖とバニラ少々を練り込むと、お菓子づくりのクリームにも使えます。

(わざわざ高いマスカロポーネだのクリームチーズだのを買ってくるのが面倒くさいときには、大いに代用できます。その上、安くつきますねん。まあ、面倒というよりは、一身上の都合ですわな。ヨーグルト1パック198円!)

 さらに、圧巻は…。刻み長ねぎ・ミョウガ、鰹節、もみ海苔などをぶっかけて、わさび醤油を添えまする〜。もーこれ、バッチリの酒の肴、ワインに合うね〜!

 作り方は、アホのように簡単じゃ〜〜。

 清潔な布(お布巾を鍋で煮れば消毒できます)で、プレーンヨーグルトを包み(てるてる坊主みたいにする)、てるてる坊主をザルに置き、ザルの下にホエー(=乳清)受けの器を敷いて、冷蔵庫に一晩〜1日入れておくだけ。

 自然にホエーが排水されて、てるてる坊主の頭の中に、「クヴァークみたいな醍醐」が残ります。

 日持ちがしないので、必ず数日以内には食べきってください。

 ホエーを搾るだけで、ヨーグルトとは思えない別物の食材になるんです。生チーズと同様の料理法で使いこなしてみてください。

 醍醐料理へのアレンジと試食は、お教室にて!

 本日、午後に、晶文社の刷り上がった本(実物を)受け取りまーす。ご報告は、のちほど。