開店祝い


 Hくんが、吉祥寺でついに一杯飲み屋を始めた。

 試食担当部長と、開店祝いを何にするか検討。なかなか良いものが思い浮かばなかったのですが…。

 開店したてなので、まだ、酒肴がほとんどなさそうな話。

 はたと思いついたのが、糠漬けの漬け床。「開店祝いは糠味噌にしよう」。

 糠床、梅干し、調味味噌、調味料のたぐい。開店の御祝に運ぶことにしました。

 試食担当部長が登山用のリュックで背負い、自転車で国分寺から吉祥寺まで運ぶ(!)ことになりました。

 その姿を想像するだけで、…。ううっ…。いつの時代の話じゃ。究極の人力稼働。背負った中身は、糠味噌に、梅干しに、甘味噌。

 開店祝いに、こんなもの持っていくやつなんて、あまりいないよなあ。我ながら、あきれます。

 試食担当部長の姿を見た時のHくんの顔を見てみたいものです。