ちょいと大人っぽい形に仕上げたレモンケーキ

 焼き型を変えただけで、あのレモンケーキとは思えないような清楚な姿のケーキになりました。これも、二人展用。

 レモンケーキじゃなくて、「ガトー・シトロン」とかつー名前にしちゃおう。その方が、かっこいい。

 一切れずつ、個別包装にしようとして、げげっ今、気がついた。包装資材を買い忘れていた!や、やばい。日曜日だ。資材屋さん、休業日だわ…。

 もう、間に合わないもんね。明日の昼前には出かけちゃうんだから。

 えーい、もうこうなりゃ、包装なんて、どうでもいいや。切ったケーキをオーブンペーパーで煙突みたいに包みこんで、ポリ袋にぶちこんだ。このずさんな包装のまま持っていく。相変わらず、やはり、荒っぽい。お祝いのプレゼントには、到底見えん。

 ガトー・バスクは、贈答品で頂いたタオルの化粧箱に、ぴったり収まった。廃物利用とは思えないほど、ぴったりサイズだ。パチ、パチ、パチ!

 昼飯用に差し入れるお稲荷さんの具や皮も煮込んだし。まるで、遠足前みたいに、かいがいしくキッチンママドンナした日曜日。

 あとは、駅の階段を踏み外してコケて、全てをグチャグチャの台無しにしないように気をつけなければ。この手のドジは一番の得意技だからな。