イクラそっくりの味!卵黄の醤油漬け

 紅葉を赤く染め抜いていた朝の光が移動して、眩しい正午の光になったので、卵黄の醤油漬けの写真を撮りました。

(黄身にお日様を反射させたかっただけの撮影下心です。)

 今の時期は、我が家の醤油自慢料理シーズンです。寒い季節だけ、自家製醤油を堪能できます。今のうちに、醤油料理をいろいろ写しておかなくちゃ。

 さて、「卵黄の醤油漬け」です。たまり醤油や再仕込み醤油など、色も味も濃い醤油を使って作ります。

 いえいえ、作るなんて、ご立派なものじゃござんせんね。生卵の黄身を醤油に漬け込んでおくだけですから。

 数日〜1週間も冷蔵庫で放っておくと、黄身はねっとりと締まり、イクラの醤油漬けそっくりな味になります。箸でつまめるほど身がしまるんです。

 温かいご飯の上にのせても、箸の先でちびちびとつまんで酒の肴にしても…。なにせ、イクラそっくりな味なんで、ご飯にも酒にも、よ〜く合うんです。

 北海道人なもので、大のイクラ好きなのですが、ぜいたくすぎて、そうこう思い通りにはいただけません。

 はい、そこで。イクラちゃんのそっくりさんの登場です。卵は地場物、私が毎度自慢している国分寺農家のニワトリさんの産物。醤油は自家製、これもご自慢品。イクラの高価さにも負けない逸品でございます。

 で、ついでに。カラスミさんのそっくりさんを作るには。

 これは、豆味噌を使います。タッパに味噌を敷き詰めて、たこ焼き器のような丸穴を開けて、その中に卵黄を沈めるんです。(ガーゼを当てておくと、漬かった黄身を取り出しやすいです)。

 日常の調味料、醤油や味噌が、大ご馳走の味に変身する瞬間。簡単で美味しいのでやってみなはれ。

(漬け床にした醤油は納豆タレや炒め物に再利用できますし、味噌床は味噌汁などに使えます。無駄にはなりません)。