編みパン 今週のパン

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 フランス語ではトレス。ドイツ語ではツオップフ。編んだパンは見た目が華やかですね。女性の編み込んだ髪の毛を意味します。

 編みパンは生地を丸め、それを細長い棒状に伸ばしたものを細工します。1本編み,2本編み、3本編み、4本編み、5本編みまであります。4本、5本編みになると、ほとんどトウモロコシです。3本編みが馴染み深いですね。おさげ髪ですもの。

 生地を棒状に細く伸ばすとき、細くしすぎないように注意します。細すぎると、どういうわけか焼き上げたとき中が空洞になってしまうんです。プリッツエルの中身、スカスカの空洞になるでしょ。あれと同じことが起きてしまう。
 あと、配合も極リッチにしたほうがいい。以前、リーンな配合で編みパンを作ったら、中が全部空洞だったとお客さんからクレームがきてしまって大目玉。それ以降、どうも編みパンは好きではなくなった。

 成形しやすくするため、水分をかなり少なめにします。そのせいで発酵
は遅滞します。中種を多くすると弾力が出て成形しにくくなるので、種少なめ。よけいに発酵が遅くなる。ベンチタイムも何度か充分取らなければいけない。
 なかなか手間のかかるパンです。その上、クレームが来るんじゃねえ…。嫌いになるというもんよ。

 甘いパンなので、おやつパンに向きます。焼き上げた翌日、パンはしっとりして、甘い香りを立ち上らせます。生地にレーズンなどを配合するレシピも多いのですが、今回は成形しやすいようにプレーンな生地で作ってみましょう。アーモンドスライスやあられ砂糖などを飾りにトッピングすると、ますますお洒落なパンになりますよ。