昔からある誰も座らないベンチ

 すっかりきれいに整備されてしまった国分寺跡の裏山に、ひとつだけ、撤去されずに残っているベンチ。

 赤錆びにまみれ、座ると衣服が汚れそう。誰も座っているのを見たことがないです。

 寂しいベンチ。

 真夜中に、山の神様が座るのか、それとも百鬼夜行の妖怪用指定席なのかしらね。

「変なものが写っていたら怖いから、写真撮るのやめとけば」と言われたけれど。

 やめろと言われれば、よけいにやりたくなるものよ。

 ゲゲゲの鬼太郎の目玉オヤジなんかが、ちょこんと座っていたら、さぞかし可愛いでしょうに。(私が酔っ払って座っている姿のほうが、妖怪よりも、よほど怖いぞ。ところで、何か見えますか?)

 さて、本日より、このあとの1週間は、大忙し週刊です。

 来週、豆味噌の雑誌撮影があるので、味噌玉の日々の経過を撮影時間1日に凝縮しなくてはいけない。

 撮影日まで、毎日、連日の味噌玉仕込みだわ。ひょえ〜〜〜。怖〜いー。た〜たりじゃー、コウジカビのたーたりじゃ〜。(八坂村の音響で、おどろおどろしく読んでください)。

 教室も年末までの追い込み。餅つきもせねば、クリスマスメニューも考えなければと、はやイソイソの「師走気分」です。

 1月は土曜日が5週あるので、3日の土曜日はお休みです。(おとそ気分の正月の三が日から、みなさんもパン捏ねなど、やりたくないでしょ?)

 ラーメンスープをひきながら、魚の糠漬けもたくさん仕込んでおきました。今週の教室は、お米で捏ねるパンのこと。

 お粥をペーストにしたもので捏ねたパンと、黒米で捏ねた紫色のパン2種類をただ今、一次発酵中。(写真は明日になるでしょう。)