もち米麹

 これが、蒸したもち米を麹にしたものです。

 作り方は、うるち米の普通の米麹と同じでいいのです。

 昨日の種付け(友麹)から、24時間目。もう、フワフワの白い羽毛のようなコウジカビが生えそろい始めました。(もち性のものの出芽は早いです)。

 もち米麹は、あくまでも「韓国風トウガラシ味噌」(コチュジャン)の甘み出しにするためのものです。

 で、このもち米麹で、普通の味噌を作ると、とんでもないものになってしまいます。

 味噌汁が、ドロ〜っと、ポタージュみたいになって…。(すでに、そのような失敗事を経験済みの私…。)

 コチュジャンづくりのレシピは、後日に載せます。明日、撮影なので、今はドタバタ余裕がございません。

 自分で作ると、辛さも、甘さも、塩味も、思いのままです!その上、化学調味料の添加も避けられますし。(あのひどい味だけは耐えられない。)

 市販品・出来合いの調味料の味に、なにかにと、イチャモンばかりをつけたくなるのですが、モンク言うなら、自分で作れってなもんでして。

 へいへい、作りやんすよ、自分でつくりゃいいんでござんしょ。

 ざく切りのキャベツに、ちょいと着けていただくトウガラシ味噌、酒の肴に最高ですよね。肉料理や魚料理の下味付けの隠し味にも使えますし。

 みなさ〜ん、「麹」をいろいろ使いこなして、いろいろな料理を作ってください。

 昔の日本人は、今よりも、もっと麹を使いこなしていました。自分で麹を作るのが面倒なら、買ってくりゃーいいんですよ。麹まで無理に作れとは言いませんので。

 せめて、味噌や漬物や、調味料作りに、大いに使いこなせるようにしてください。

 麹は「タンパク質分解酵素」「でんぷん質分解酵素」「脂肪質分解酵素」三大酵素の塊です。特に、これからの季節は、飲み会シーズン。酒や疲れで弱った膵臓を労わってくれる脂肪分解酵素(リパーゼ成分)は、ありがたいですよ〜。(酵素は熱失活するので、非加熱で食べるのがお勧めです)。

 お肉を食べすぎちゃう方も、どうぞ意識的に、麹の食べ物を食べてくださいませ。