トリュフ

 日が長くなったなあ…。夕方5時でも写真を撮れるようになったわ。

 ギリギリセーフの撮影とアップ。

 今年のトリュフです。

 20年以上、毎年必ずこの時期に作り続けている惰性のバレンタイン菓子。

 相変わらず、形はいい加減で不揃いでかわり映えせんがね、ぜーんぶ手でコテコテに作っています。

 第一弾はかなりの量。パック詰めが大わらわになりそうだな。

 明日の教室でも、お出しいたしますね〜。今年はガナッシュにプラリネを加えたので、中はほんのりアーモンド風味だよ。アーモンドの香りは、うちの娘好み。

 このあと、「義理人情博愛主義」精神で、あちゃこちゃのオヤジにも発送いたします。下手っぴな手作りチョコレート菓子でもしょせん、義理人情博愛主義だべ…」と見透かされていたら、相手の負担にもならないんだわさ。ははははは!

 チョコレート(ミルクチョコの場合)のテンパリング温度。50度→27度→30度ですよ。

 あと、できあがったチョコには、全体に素手で触ってはいけませぬ。

 ブルーム現象で、あとから指紋が浮き上がってくるからね。衛生手袋を着けてから、チョコに触れてください。

 では、あたしゃ、これからパッキングに入ります。

 衛生手袋、買い忘れてしもたんだわ。手にポリ袋をかぶせての作業です。

 ひどく作業しにくいです。やはり、5本指でなくっちゃ…。

干物の揚げもの

 2月って、なーんとなく食材に精彩が欠けるときですよね…。

 冬野菜には少し飽きてきて、でも、春野菜には少し早すぎて。並んでいたとしても、春野菜の香りや苦みにも、まだ乏しく。

 料理作りのモティベーションが上がらない2月。私は豆料理や乾物・干物料理に逃げています。

 まだまだ寒いので、お豆さんコトコト、いいですね〜。気温も湿度も低いので、干物づくりにも、ぴったりですね〜。

 昨日は(東京にしては珍しく)ウマそうなカレイを見つけたので、即ゲット。塩して1日干しました。

 卵の入っている腹側は半日干しただけで、晩飯にあんかけ料理して食べちゃったわ。

 残りの部分を今日まで干し続け、これも粉まぶして揚げものにしました。

 魚の干物って、焼くのがフツーでしょ。でも、揚げものにすると美味しいんだよ。淡白な味のカレイなんぞは特にね。

 熱々の干物の揚げものに、レモン汁やポン酢をジュッとかけて、すぐいいただいてもいいんだけど。

 漬け込みのマリネ液を用意して、南蛮漬けや柚子おろしポン酢漬けなどにしておくと、保存のきく一品になるわ。

 干すことと、漬け込むことで、小骨まで柔らかくなり、余すことなく丸ごと全部いただけますよ。

 カレイの一番おいしい部分は、えんぺらの小骨と、その側のヒレです。通常の煮物や焼きものでは、食べられない部分ですね。

 でも、干して揚げると、サクサクの骨せんべいのようになり、えんぺら小骨もヒレも、ぜーんぶ香ばしくいただけます。

 画像上が、干しカレイの揚げものを柚子おろしポン酢に漬け込んだもの。下が、あじの干物を揚げて南蛮漬けにしたもの。

 カレイが一番のお勧めだけれど、イワシやサンマなどでもいいわ。

 あと、マリネにすると、身が崩れやすい白身の柔らかい魚も、塩して一夜干しにしてから揚げて、マリネにすると身が崩れにくいよ。

 骨が気にならないので、弁当のおかずにもいいです〜。