本仕込み

 ネロネロ菌にやられちゃった味噌玉は立派に持ち直し、正常なコウジカビの巣窟となりました。

 本日、これから豆味噌を本仕込みします。仕込んで安泰…というわけではなく、そのあとの手入れも、なかなか大変なんですけどね。

 人の分まで仕込んでいるのよ。豆味噌レクチャー外しちゃた生徒の分よ。仕込んでも失敗して泣いてる人の分もよ。

 まあ、この手間かかりが楽しいのですわい。(豆味噌も、「人」!もな)。

 今日、朝ごはんのときに発見したんですけどね。うちの糠味噌の床、今日から春の糠床に変化したのよ。

 今までは冬の糠床だったの。なんというか、冬眠しているみたいな糠床だった。ひんやりと冷たくてね。

 でも、今朝の糠床はふんわり空気を抱いていたわ。目覚めて盛んに呼吸している状態。ほのかな温もりを持っていた。

 お味もね、今までとは違うのよ。温かい季節の糠漬けの味になっているの。ささやかなことだけれど、感動したわ。ああ、また春が来る…と。

 うちの糠漬けが、この味になったら、梅が咲くんだよ。糠漬け食べて「春が来る、梅が咲く〜、糠床が冬眠からお目覚め〜」と叫んでしまったわよ。

 これから糠漬け、メチャ美味しくなるよ〜〜〜。教室でもバンバン出すからねっ!

 春が来るの、嬉しいな〜。

 (おめでたいヒトだよな…・)。