もろみ漬け

 最近、リバイバルなのかねえ・・。酵素食とかに興味を持つ若い子が多いですよね。

 そーいえば、私がガキのころにも流行りましたわなあ〜。(中高年の思い出話)。

 当然、食わされましたわよ、母に。

 でもね、あーた、ありゃね、特別なもんじゃなくてさ。

 フツーに、普通の昔からの日本の食べ物なのよ。

 非加熱の糠漬けのつけものとかさあ、生食の麹のつけものとかね。キュウリに生味噌塗って食っても酵素食さあ〜。

 はっきり言って、酵素食とかね、リビングフードとか、低温調理とかってさ…。

 ぶっ、馬鹿じゃーん!とか、あたくし思っているのさ〜。

 味噌や漬物すらも、まともに自分で作れない子がさ…。酵素食だの、リビングフードだのって、そりゃ、あーた、ないべさ〜〜〜。

 はい。

 ということで、行きますよ〜。

 究極の酵素食。コウジカビの生食いよっ!

 コウジカビ(豆味噌の菌)を生やした大豆にいろいろなものを漬け込むだけよ。カンタンです。

 蒸した大豆にコウジカビを生やします。それに醤油をドボドボ。前もって下漬けしておいた野菜を混ぜて出来上がり。

 今回入れた野菜の漬物は、大根、人参、きゅうり、ゴボウ。それ以外では、さっと塩ゆでしたゴボウ、山椒、炒めたしらす干し、昆布、青唐辛子、ゴマ。

 毎年、この季節になると、作りたい食べさせたい一品です。

 明日の教室の人たちの分も、今日は瓶詰めしておきました。

 酵素は人間の体にとって必須なものなのですが、60度以上の火を通すことで酵素の効用力は失活します。

 ですから、ときどき非加熱の「生」酵素食品をちょいと意識的に摂るほうがいいかもね。

 漬物とかね、生味噌とかさ。一見、たいして栄養なさそうなものでもね、栄養以外の素晴らしい活性要素が含まれているんですよ。

 日本の伝統食の漬けものだの味噌だの醤油だのって、ありゃ酵素食のお宝の塊なんですっせえ〜〜〜。

 それを作らんでして、食わんでして、んでもってさあ、ゼニかかる酵素食リビングフード、そりゃないっしょや〜。

 フツーのもん食いんさい。それで充分なんだから。昔からの足元の食べ物を大切にしんさい。

 それで充分なんだから。
 

バターロール・今週のパン

 基本パンのひとつ、バターロールです。

 バターが多いせいで、発酵はやや鈍重。でも、ハードルの高いアイテムではありません。比較的作りやすいパンです。

 くるくる巻きの成形に持ち込むには十分時間をかけたベンチタイムが必要になるのですが…。

 この時期、低湿度が続いているので、悠長にベンチタイムを取っていると、ヒカヒカのカピカピに生地が乾いてしまい、成形不可能になります。

 湿度が低い日には、ホイロの中に入れて、湯気で保湿しながらベンチを取ります。ホイロの中なら、乾燥する心配もなく、のーんびりとベンチタイムを与えることができます。(のんびりし過ぎると、二次発酵が完了しちゃうので注意)。

 ということで、気をつけるのはベンチタイム時の乾燥くらいかな。今週のパンです。

 ただいま、三回目の豆味噌仕込みの最中。今回は、残りの大豆全部を蒸しました。

 3kほど残っていたので。

 結構な量です。うちの蒸し器では3kが限度。

 さて・・と。これから味噌玉を握ります。蒸し大豆冷まし時間の更新でした〜。